『完全なるチェックメイト』
(2015年公開)

米とソ連が冷戦下に置かれていた1970年代、当時実際に活躍していた米の若き天才チェスプレイヤー【ボビー・フィッシャー】の数奇な半生と1972年に行われた世界大会の全貌を、『ラストサムライ』の監督《エドワード・ズウィック》が映画化した心理サスペンス・ドラマ。

500年に1人の逸材と呼ばれ、実力共に認める天才でありながらも、数々の奇行や言動で知られていた生粋のクセ者・フィッシャーを『スパイダーマン』シリーズの《トビー・マグワイア》が怪演。主役だけでなく製作にも関わるなど、作品にかける入れ込みようは半端ではない。

一方、フィッシャーと対局するソ連の絶対王者・スパスキーには《リーヴ・シュレイバー》が、圧倒的な存在感を見せつける。さらにフィッシャーのセコンドを務め、過去にスパスキーと対局した経歴を持つ神父・ビルに《ピーター・サースガード》、フィッシャーを無償で支援する男・ポールを《マイケル・スタールバーグ》が演じる。

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1972年。アイスランドのレイキャビクでは、米とソ連のチェスプレイヤーが【王者】と【国】の威信を賭けた世界大会が開かれていた。24年間保持してきたソ連の絶対王者《ボリス・スパスキー(演:リーヴ・シュレイバー)》と対局するのは、わずか14歳で全米チャンピオンになった天才チェスプレイヤー《ボビー・フィッシャー(演:トビー・マグワイア)》。

しかし、ボビーは単なるチェスプレイヤーではなかった。全部で24局ある壮大な試合の大事な【第1局目】で遅刻するという、プロにあるまじき身勝手さを晒し、しかもその試合でボビーは初歩的なミスを犯し、スパスキーに点を奪われてしまう。

極めつけは、試合後に審査員に【観客の息の音がうるさい】と苦情を吐き、会場場所の変更を指示。さらに、気が散るからと【カメラの台数】も減らせと要求。それが通らないと【今後の試合には出ない】とまで言い出す始末。

そう、ボビーは実力はあるものの、人間的な所は人並み外れた【傲慢で気まぐれな男】だった。残り23局・・・絶対不利な状況の中、果たしてボビーはスパスキーにどう立ち向かうのか。そもそも、何故ボビーはこんな【クセ者】のチェスプレイヤーになってしまったのか。

そこにはチェスをやり始めたきっかけとなる【幼少期】に秘密が隠されていた・・・

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派手な演出やアクションはないものの、当時の雰囲気を感じさせる【アナログな映像表現】、チェスというスポーツにちらつく【冷戦下】のあの緊張感、第3次世界大戦の勝敗を【チェス】で決めるという、今では考えらなれない手段が存在していた【事実】。そして、伝説のチェスプレイヤー《ボビー・フィッシャー》という人物の波瀾万丈な人生を垣間見る、重厚で濃密なストーリーは必見の価値あり。

敵国どうしの陰謀が渦巻く中、ボビーとスパスキーが交えた世紀の対局で起こった、全世界が震え上がった【神の一手】。今なお語り継がれる【完璧なまでのチェックメイト】の決定的瞬間を、是非自分の目で確めてください・・・!!

☆☆☆ちなみに☆☆☆

チェスの知識が全くなくても大丈夫ですよ。・・・まぁ、知ってることに越したことはないですけど(笑)
SMAPで好きな曲ブログネタ:SMAPで好きな曲 参加中

ひとつに絞るのは難しいですね~。『夜空ノムコウ』や『オレンジ』に『らいおんハート』、『Mistake!』や『さかさまの空』・・・好きな曲が沢山あり過ぎて迷っちゃいます(゜ロ゜;

でもあえて選ぶなら・・・『JOY!!』ですね!

この歌を聴いてると、明日も頑張ろう!っていう気持ちになります。一生に一度しかない人生、そりゃ楽しまなきゃ損!

・・・ですよね?(  ^∀^)
『どろろ』
(2007年公開)

『鉄腕アトム』や『ブラックジャック』等の人気作を世に送り出した、漫画の神様こと《手塚治虫》の隠れた名作であり、そのあまりにも異質で壮大な世界観故に【映像化不可能】と云われてきた異色作『どろろ』を、監督《塩田明彦》が実写映画化。

魔物に奪われた身体の部位【48ヶ所】を取り戻す闘いに身を投じる青年・百鬼丸を俳優《妻夫木聡》が演じ、鬼気迫る壮絶な剣戟アクションを披露。そんな百鬼丸と出逢い、共に旅をする血気盛んな野盗・どろろを《柴崎コウ》が熱演。二人の息のあったコンビネーションが垣間見えるアクションシーンもさることながら、過酷な運命と向き合い、もがき苦しみながら生き抜く術を見出だそうとする者達の、奥深い人間ドラマも必見。

その他にも、天下統一に執念を燃やし、魔物と【禁断の契約】を交わした男・醍醐景光役に《中井貴一》、景光の息子であり、父と共に天下統一を目指す若武者・多宝丸を人気俳優の《瑛太》が演じるなど、絢爛豪華な出演陣が物語をさらに盛り上げる。主題歌はMr.Childrenが歌う『フェイク』。一度聴いたら癖になること必至。

物語の舞台を【戦国時代】から【いつでもない時代】に置き換え、幻想的かつ壮絶な戦乱世界を生き抜いていく百鬼丸とどろろ。すべての部位を取り戻し、闘い終えたその先で、二人を待つものは・・・是非、ご覧下さい!


☆ちなみに・・・☆

続編を作りたかったのか、本作では物語は完結しません。原作漫画の実写作品としては良く出来ていただけに、ちょっと残念・・・というのが正直な感想でした。

※PS2から出たゲーム版の『どろろ』では【オリジナルの結末】が用意されていて、見事に完結しています。宜しければそちらもプレイしてみては?( ^∀^)/