台南に祀られている日本人 | まるまるまるこのブログ

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2010年12月から台湾、台中でお気楽な主婦してます。

2012年12月には娘が産まれます。台中での生活、食べ物いろんなことをテキトーに綴ってます。

台湾には日本人が神として祀られている廟がいくつかあります。

その中のひとつ。台南市安南區にある『飛虎将軍廟』

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ここには大東亜戦争中、台南上空の空中戦で壮烈な戦死を遂げた日本軍の杉浦茂峰飛曹長(戦死後に少尉に昇進)が祀られています。まるまるまるこのブログ
 大東亜戦争後半、アメリカ軍がフィリピンへの攻撃の準備として台湾を攻め始め、日本軍は交戦をします。しかし圧倒的な数のアメリカ軍空機に太刀打ちできない日本軍機。そして次々と迎撃されていきます。

 その中の一機を操縦していたのが杉浦曹長。
 「このままでは台南・海尾の大集落が火の海になる」と思い、一人戦機を町外れまで操縦し、海尾の町を火の海になるのを防いだそうです。



その後町の有力者達が集まり、身を挺して海尾の町を戦火から救った杉浦飛曹長の為に、永久にその恩徳を顕彰する事が議決され昭和46年に廟が建立されました。


この廟が建立されてから豊作が続き、養殖業なども順調になったり、中には宝くじに当たった人も出てきたり・・・今でも遠方から参拝する人が多いそうです。

廟ではいつも日本語で軍歌が流れていて、祭壇の中には日本と台湾の国旗が掲げられています。

訪れた時も祭壇にはきれいな花が献花されていて、軍歌が流れていて、タイムスリップしたような感じになりました。