ちこママの一期一会 から宇野千代さんの言葉
私の九十六年の人生は決して平坦な道では
ありませんでした。
それどころか、でこぼこの人生といったほうが
早いくらいの人生でした。
・・・あるとき、気が付いたのです。
でこぼこがひどければひどいほど、
やっと見つけた幸福の味も美味になるという事です・・。
人からみたら、まぁ可哀相だとか、
なんて気の毒なんでしょう、と思われる生活の時でも
人間は心の持ち方一つで幸福になったり
不幸になったりするからです。
わたしは、不幸にたいしてなかなか凹まない自身が、ある。
どんなところからでも私流に幸福をみつける自身が、ある。
わたしは、もちろん不幸が、好きでは、ない。
しかし正確に言うと自分を不幸だと思うことが、
もっとも好きでは、ない。・・・・・・・・以後省略。