Sound Stories by Jo インタビュー(和訳公開) | 福島の一人メタル DEATHROLLのブログ

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福島県を拠点に活動しているデス、ブラックメタル系のソロユニットDEATHROLLです。

Sound Stories by Joによるインタビューの和訳を公開致します。


https://soundstoriesbyjoblog.wordpress.com/2023/12/02/interview-with-deathroll/






Deathroll インタビュー(by Sound Stories by Jo)





1.最近「The Raptor Flying Away」のライブビデオがリリースされましたね!この曲のインスピレーションの源や、バンドにとってこの曲が持つ意味について教えて下さい。



A.力強く世界へ羽ばたき始める。そんな勇敢な姿を想像しながらこの曲を作りました。


この曲は初期から演奏している楽曲であり、Deathrollにとって特別な存在である楽曲です。



2.「ジャパニーズ・エクストリーム・メタル・アート "という新しいアルバムのタイトルは興味深く聞こえます。このアルバムの創作過程と前作との違いについて教えてください。


A.前作は、個人的にはとても気に入っているアルバムです。しかし、ジャパニーズ・エクストリーム・メタル・アートは深みにハマるように、どんどん聴き込みたくなる。そんな作品を目指しました。

聴きやすく、商業的に、という狙いは一才省いた、私のとして追求した作品に仕上げました。




3.また、それらは日本のブラック・メタル・シーンのユニークなアイデンティティをどのように反映していますか?


A.日本の独特な文化を取り入れているバンドも最近は増えてきました。しかし、サムライなど、海外からの反響はよくとも、日本人からするとどこかコミカルに聞こえたりするものになってしまいます。


大衆への普及という点ではとてもいいアイデアですが、私は私なりの不穏な日本の文化を取り入れて主張したい。




4.DEATHROLLは日本の伝統文化の要素をあなたの音楽に取り入れることで知られています。この文化的影響がどのようにあなたのサウンドや歌詞に現れているのか、教えていただけますか?


A.日本に普及したバンド文化としては、アメリカやイギリスのヘヴィメタル(ギターソロを長く取り入れている)様なものが一時期かなり人気を博しました。最近ではミクスチャーロックや、かわいい女性ボーカルなどのメタルバンドも増えてきました。


Deathrollに関して言えば、ビジュアル系というものが私の外見に大きく影響を与えていると思います。メタルファンからすると、ヘアメタルなどと嫌う方も多いかと思いますが、日本のビジュアル系の中にはかなりハイクオリティの演奏をしているバンドもかなりいます。そしてダークなデスコアの様なビジュアル系も人気があります。


外見を整えることは、崇高な印象を与えます。わたしはそう思う。



5.新宿でのライブは、バンドにとっても観客にとっても、とても素晴らしい経験になったのではないでしょうか。そのライブの雰囲気やエネルギーについて教えてください。


A.映像としてもすごくいいものになったと思う。ブラックメタルバンドとは言え、観客と一体となることはライブの目指すべきことだと思う。

このイベントはとてもアンダーグラウンドなバンドが集まるイベントだった。

その中で、光栄にも最後の舞台で演奏させてもらった。


この曲はそのときのラストソングなんだ。





6.日本のブラック・メタル・バンドとして、国内外で認知されるために直面した課題は何ですか?また、それらをどのように克服してきましたか?


A.どうしても人気がないと日本では馬鹿にされてしまう。テレビやラジオなどに出演することは、アンダーグラウンド主義のバンドマン達にとってタブーであるとされている。


しかし、おれはまず宣伝して聴いてもらわなければ何も始まらないと思った。

おそらくもっともっと宣伝しなければならないと思う。




7.バンド結成以来、DEATHROLLの音楽スタイルはどのように進化してきましたか?あなたのサウンドに大きな影響を与えた特定のアーティストやアルバムはありますか?


A.始めた当初は初期BurzumDarkthroneの様な典型的なプリミティブブラックメタルを一人で音源制作をしていた。


しかし、当時は何も音楽を知らなかったため、たくさんの人に稚拙な部分を馬鹿にされた。

それがきっかけでわたしは実力の向上をはかることにした。


それから参考にするバンドはクラシックに忠実なバンドや、レベルの高いバンドばかりになった。


X JapanDissectionなどがその例である。






8.ブラック・メタルは、その激しく内臓に響くようなライブ・ショーに定評があります。記録されたメディアを通してあなたのパフォーマンスを見るときでも、観客が同じレベルの激しさを感じられるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?


A.なるべく大きめの音を聴き、集中して私のライブビデオを観てもらえると、かなりライブに浸ってもらえると思う。

真剣に音を聴いてもらえれば、自然と体は動いているはずだ。




9.DEATHROLLは長年にわたって熱心なファンを獲得してきました。印象に残っているファンとの交流や経験を教えてください。


A.初期の頃の稚拙な時代でも私を応援してくれている人たちが少しいた。

最近では少し交流も薄くなってしまったが、それによってバンドを辞めずに続けて成長して来れたんだと思う。





10.DEATHROLLの将来について、具体的な目標や抱負はありますか?あなたの音楽の方向性は決まっていますか?


A.大きな会場やフェスでのいいライブ映像を撮影したい。それがまず第一歩だ。





11.最後に、日本のブラックメタルをもっと知りたいと思っているファンのために、お勧めのバンドやアルバムを教えてください。個人的にお勧めのバンドやアルバムはありますか?


A.有名なのはSIGH。正直有名な日本のブラックメタルバンドはかなり少ない。途中で辞めてしまったバンドも多い。ブラックメタルではないが、RYUJIN( GYZE)はとても実力のあるバンドです。