バンド「DEATHROLL(デス ロール)」について語る
http://mishinon.dreamlog.jp/archives/5285453.html
福島県に『DEATHROLL(デス ロール)』というバンドが居る。
とても特殊な形態で、一人で活動している。
私がデスロールを知ったのは、
私の知ってる人が音楽や映像の制作会社をやっていて、
その会社でデスロールが音楽PVを作った時、初めてその存在を知った。
それ以来、「フェイスブック」などで動きをチェックしている。
「一人バンド」と聞いて、
最初は、さすがに私も「そりゃ無理だろう」と思った。
現在のインディーズバンドが売り出すCDは、
プロの大物ミュージシャンが出すCDと遜色が無いぐらいの
ハイレベル・ハイクオリティだ。
そんな中で、「ドラムも自分・ベースも自分」なんて手法じゃ
太刀打ちできるはずが無い。 最初は そう思ってた。
2016年12月11日、東京・町田でデスロールの出演するライブがあった。
私はわざわざ見に行ったのだが、演奏時間に間に合わず、
デスロールのステージを見る事ができなかった。
が、フロアにいるデスロールさんを見掛けて 声を掛け、しゃべった。
その時に、限定公開されているYou Tubeの映像のURLを教えてもらった。
映像の中身は
2016/11/19の「SOUND OF DEATH Vol.51」の時の
デスロールのステージ、まるまる30分 だった。
家に帰ってから見たら、これがスゴイ。
録音の具合が たまたま そうだったのか、
声がよく聞こえてきて 大迫力だった。
何回見ても、胸が高鳴る箇所がある。
「なぜ これほどまでに 私の胸に響くのか?」それを考えてみると、
デスロールのライブは、
「アコースティック・ギターをかき鳴らして熱唱するロック野郎」に
かなり近い感じがする。
そう言えば、デスロールさんも自分の事を
「爆音系 弾き語り」と自己紹介文を書いていた事があった。
と なると、
一人バンドのデメリット や 自宅録音に近い環境 も
たいして気にする所ではない。
デスロールの最大の魅力は、
『ギター1本かかえて 熱唱する姿』にある。
会って話した時、
『2ちゃん で 叩かれてる』とデスロールさんが笑いながら言ってた。
だいたい、アンチというものは、
その人の事をよく知らずに うわべだけを見て批判している。
そう言う私も、デスロールを初めて知った時は
好奇の目で見ていた。
「一人デスメタルとか言ってる変わった奴」と思ってた。
デスメタルというジャンルも 私は よく分からない。
「破壊的で気持ち悪くて 叫んでばかりの音楽」なのかと思ってた。
でも、
You Tubeに大量にUPされてる楽曲をチェックして聞いてみると、
そんなに 変じゃない。
最後まで聞き通せる楽曲が多かった。
それと、限定公開のライブ映像を 30分連続で見ていると、
「メロディが多彩だ」という事が分かる。
たまにデスロールさんが ツィッターやフェイスブックで
ギターの練習風景 や 他の人の曲のギターパートを演奏しているところを見るが、
じゅうぶんにギターが上手い。
知れば知るほど、
デスロールがちゃんとしたプレイヤーである事が分かってくる。
間違い無く 人前に出るだけの技量がある。
たった一人でライブハウスのステージに出るが、
しょぼい とか 間延びしてる とか
他のバンドに比べて見劣りがする とかは、一切無い。
逆に 驚く。
「一人で これほどのステージが できるんだ!」と。
最初は「一人バンドなんて無茶だろう」と思っていたが
デスロールを見ていると、
「一人バンドで うまく いってる」と思う。
でも それは デスロールさんの
苦労や努力や それを上回る情熱 が あってこそ だ。
約5年 孤独な戦いを続けてきたデスロールを見てると
勇気や活力が湧いてくる。