青空のように 小細胞肺がんの母とわたし -6ページ目

青空のように 小細胞肺がんの母とわたし

母の闘病記。当初限局型でありながら完治しないと言われ2ndオピニオン等諦めてしまった母。しかし標準治療を取らなかった最初の病院に疑問を持ち県立がんセンターに転院、完治目指すも間に合わず多発転移、放射線治療抗がん剤を終えて在宅で緩和ケアがはじまりました。


二月も今日が最終日なのか、と

実家に来てふとカレンダー🗓を見て気づく。

実家の畑の隅のミモザの木も満開

モリモリふさふさ 青と黄色のコントラスト。





二月の頭に母と最後の外食・外出をし

節分の恵方巻きを買い求めたんだったなぁうーん


その翌日、がんセンターで主治医から

抗がん剤中止と緩和へ移行を告げられて、

ほんの数日アレよアレよと動けなくなりぐすん

一時はこのまま…もう目を開けないのかと

そう思えるくらい弱ってしまった。


でも激しい嘔吐が止まり

動かないことで体力が温存でき

高栄養のドリンクを飲ませる事に成功し
(好き嫌い激しいから誰もがムリかと思った)


なんとか持ち直して寝たきりとは言え

ひと月が過ぎて行こうとしてる。


娘の高校受験のスケジュールと重なり

怒涛の日々だったなぁ…ショック


そして明日は合格発表!

母に孫娘のサクラサク🌸吉報を届けたいな。







この一週間の間にあったこと。

往診の医師に2回目の診療で来て頂き

変わらず経過観察ということでした。


ただ、錠剤で飲めていた薬がだんだん

飲み込めず困っていることを相談。


薬をゴックンするのに吸い口で水を

飲ませているのですが、

5種類あったりする朝の服薬は

なかなかゴックンするまでに手こずり、

そのうちに飲む量が多くなってしまいショック


100mlも飲んでないのですが…

小さくなった胃や、転移した内臓に

負担がかかるのかあせる


先日はドッと嘔吐ガーン からの腹痛が強く

身体を海老の様に丸くし痛がるという事が

ありましたショックえーん


頓服で貰っていた痛み止めの

ボルタレン座薬で落ち着きひと段落。


こうして、

錠剤を薬局で粉末にして貰う様にと

医師から指示してもらいました。



また、明け方になると前夜10時に

服用した鎮痛剤の効きが薄まるのか、

「ウ〜〜〜ッイタイあせる」と痛みを

訴えることがありました。


寝ている父を起こすのに、

ベットの周りにあるものをガンガン

打ちつけて起こしたそうでガーン


またその痛みも、お腹・背中・腰・肩と

その時で変わり。

骨転移もあるし同じ姿勢で寝てる時間が

長い、夜から明け方は痛みやすいのかなしょんぼり



この症状については、新たに追加で

麻薬系の肌に貼るタイプの痛み止めが

処方されました、24時間効くそうです。

おかげで痛みの訴えはほぼ消えました。

しかし

前より眠りの時間が増えて起きてる事は

減ったけど、声をかけると目覚める感じ。


訪問看護のナースさんで、前から来てくれて

いた仲良しの方の時は、比較的お喋りが

数分続けてできる感じです。


午前中は起きてる時間があったけれど

ほぼ眠っている状態になりました。


そうは言っても、今月初めの頃のグッタリ

枯れたようになっていたあの時よりは、

栄養と水分摂取が安定したので

落ち着いてるのだと思います。



嬉しいことに体調が安定したと判断され

先日、医師から🆗を貰いニコ

訪問入浴のサービスを頼む事にしました♨️



最後にお風呂に入ってかれこれ二週間過ぎ

毎日身体を拭いていたけれど、本物の

お湯に浸かるのとは違うよね。


もともとお風呂が大好きな母ウインク


訪問入浴とても喜びました(たぶん)。


たぶん、と言うのは丁度ぼんやりとして

いたので、記憶に殆ど残らず。


また入浴した事で疲れて、すぐに深い眠りに

入ったので、ほぼ覚えていません。



でも、身体がお湯に浸かった時の、

ホヤホヤ〜っ照れ♨️、とした表情。


ムニャムニャ微睡んでいたけれども

お湯に浸かったら

「〜〜〜〜〜❣️チュー」言葉にならないが

喜ぶ声が聞けました。


訪問入浴さんの会社のサービスで

お湯に温泉の素を入れて頂きまして、

白濁のにごり湯好きな母、分からなくても

絶対嬉しかったと思いますキラキラ

更にサービスで、バスタブに浸かってる間

お顔にシートマスクのパックもしてもらい

お肌がツルツルになりました✨✨







こんな感じで在宅で緩和ケアがスタートし

1ヶ月弱が経とうとしています。


目を覚ませば、こちらに手を振ったり

水やジュースを頂戴と言ったり

もっと飲ませて、とか

冷たいのをくれ、とか

お腹痛くなるから少しずつ

白湯だよ、と言うと

ムキーヤダ!、と言ったりします。



夢と現実がゴッチャの時もあれば

やけにクリアになってる時もあり。



出だしの急な体調悪化に、わたし達家族や

ケアマネさん、訪問看護師さん達も

どこか覚悟を決めて、備えるくらい

それくらい悪化していたけれど

ここまでなんとか来れましたぼけー

ヨカッタですぐすん





家族皆んなが母の在宅介護をするペースを

少しずつ掴めてきました。



炊事家事がひとりで毎日になった父キョロキョロ


こちらも少しずつ、少しずつ

慣れて行ってもらっています。



母の事で常に気を張っていた父でしたが

先週から少しずつ畑の作業に出る様に

なりました。



父なりに母のケアを頑張っています。


薬を飲ませるにしても着替えさせるにしても

ひとつ終わると、大仕事終えたと感じ

「ハァ〜〜〜っチューアセアセ」と大きく息を吐く。


何かあると「ハァショボーン」 と

下向きの姿勢でため息つくのだったのが

少し減ってきたかな。


父の疲れが溜まらないようにと

(気疲れはどうしてもするけど)

ここまで毎日実家に通って来ました。




明日は娘の高校受験の合格発表。

それに備えて、実家に行くのはお休み

にしました。


弟夫婦が「姉ちゃんも少し休みなヨ」と。

ばあちゃんの在宅看護はまだまだ

長くなりそうだし、と。

気遣いありがたい🎀

お父さんお母さんをヨロシクと言って

実家を後にしました。




さて、明日の合否の発表はオンラインです。


結果が分かると、学校や塾に報告したり

また高校に書類を受け取りに行ったりと

本人は忙しくなりそう。


そして万が一の花咲かず、の場合は

併願した私立校さんへの手続きもあるし。

先の見えない一日です真顔汗



わたしは明日午前、半日だけ仕事に行き、

在宅勤務の夫と娘で発表を確認します。


職場で明日は携帯を持たせて貰って

吉報を待ちます❣️


もう、クラッカーお祝いすること前提で

お赤飯の材料揃えてるんですけどねにやり


🌸花咲きますように🌸




では、また❗️