ドライブと通院 | 青空のように 小細胞肺がんの母とわたし

青空のように 小細胞肺がんの母とわたし

母の闘病記。当初限局型でありながら完治しないと言われ2ndオピニオン等諦めてしまった母。しかし標準治療を取らなかった最初の病院に疑問を持ち県立がんセンターに転院、完治目指すも間に合わず多発転移、放射線治療抗がん剤を終えて在宅で緩和ケアがはじまりました。

前回のブログの通り
母を県立がんセンターへ送迎してきました。

父は自分の定期検診で別大学病院へ行き
弟は子ども(わたしからは甥っ子)の
入学式がぶつかると言う事で
私が仕事休みにして母の付き添いでした。

午後の治療予約に合わせて実家へ向かう

わたしの家(県西部)→
実家(県央部)→
県立がんセンター(横浜)

ちょっとしたドライブです🚘

午前11時頃に実家を出発
放射線治療は月曜〜金曜と毎日の事
それと母の調子も戻ってきたので
時間と体力の余裕をみて
高速道路は使わず一般の下道を行く事に。

新緑や散りだす桜🌸を眺めつつ
途中 米軍の飛行場を横断するところでは
離陸したての飛行機を✈️真下から見れたり
これはちょうど渋滞にハマってた時で
返ってラッキー照れ
籠もりがちな母にも良い気分転換でした。

車内では終始お喋り、喋る喋る。
元気が出たぶん夫婦喧嘩もまた再燃して
いる様でムキームキー
運転しながら母の愚痴やら文句を聞きつつ
ねー喧嘩するほど元気がでたのね〜と
相づち打ちつつです。

母の主張もだいたい自分のやり方と
父のやり方のギャップから
つい口が出てしまうものばかりあせる

例えば
食卓を拭き終わった台拭きの濯ぎ方。
濯ぐのに
たらいの溜め水でやる父
流水しながら濯いで欲しい母…

そこを注文をつけた、ら、
父もムキー
『俺は俺のやり方でヤル!うるせぇムカムカ
とドカーーーンと爆発爆弾
母もムキードンッそこで引っ込まないタイプ
久しぶりにいつもの怒鳴りあいをしたそう

笑い泣き元気な証拠って事ね〜」

でも母本人もグラサン炎言ったらスッキリして
「早く体力戻して自分でやる様になりたい」
なんだか治そうとするヤル気が出た模様
そうよそうよその調子、頑張れ〜拍手にやり



さて、約1時間のドライブで🏥到着
母の希望で車椅子には乗らないウインクと、
エントランスで降りたら入ったとこで
待ってると言うので先に下ろし
駐車してきて正面玄関で合流したら、
既に受付の機械で再受信の手続きも
済ませてた。

「結構動けるのよ もうねチュー」と
デキマス感だしてる母
動ける気持ちは折りたくないので
見守る事にしましたウインク

でもお昼を食べに二階のレストランへと
エスカレーターで登り少し二階をテクテク
歩いたら…アセアセ
母の後ろを付いて歩く様にしてましたが、
ビックリマークオットット なんだか身体が横に傾き
少しフラついたガーンビックリマークあせる
エスカレーターの途中でなくて良かったあせる
少しヒヤリとした〜アセアセ汗


今フラついた事を本人も認めるので
チュー汗なんかクラっとしちゃったと。
やっぱり車椅子にしようと言ったけど
本人は「平気よ平気〜チューあせる」と…
えー?うーん
本人のヤル気を削ぎたくないので
もう少し更に気をつけて様子を見る事に。
もし次危なかったら問答無用かなと。

そして万が一の転倒に備えていつでも
支えられるよう後ろから脇に手を添え
付いて歩きました。

こうしてゆるゆると進みレストラン到着ナイフとフォーク

食欲の落ちた母も何を食べようかな、と
わたしと来るのを楽しみにしてたみたい。
いつも父との食事が続いていたので
気分転換できうれしいニコニコそう。

期間限定メニューのスープカレー🍛に
これ美味しそう!と初挑戦
そして気に入ったみたいです。



苦手のジャガイモが入ってなかったのと
味覚が変な中で(抗ガン剤の時よりも)
こうしたハッキリした味が良いのだそう。
久しぶりに「うん美味しい!」との声ニコニコ

素揚げしたナスやパプリカに蓮根と野菜類
鶏肉も少し食べ、なんとか3分の1くらい
食べられました。
ここ最近はひと口食べれば良い方だったので
だいぶ良かったですニコ

注文時に前もってご飯は減らして貰ったけど
残してしまって申し訳ないと会計時に伝えたら
体調見ながらで大丈夫ですよ、と店員さん
優しく言ってくださるぐすんありがたい。
(さすがガン専門の院内レストランかな〜)

こうして久しぶりに外食を楽しめた模様照れ

レストランを出てもゆっくり歩きで
トイレを済ませ フリースペースで
椅子にかけて放射線科からの呼び出しを
座って待ってると…
「なんだか座ってもフラつくショボーンダウン」と
母から自己申告がありあせる

ここからは車椅子を借りました。
エントランスまで取りに行くねと告げると
一緒に一階まで降りるよ〜と言うも、
この後検査で体力使うので温存してと
告げたらショボーンそうだね、と母もスンナリ。

体調ガクンと下がってしまうかと少し心配うーん
呼び出しより少し早いけど念のため
何かあってもすぐ対応できるようにと
放射線科へ移動しました。

でも歩くのやめたら割とすぐ回復し
もうだいぶ平気、とウインク
ご飯食べたりトイレ行ったり
それだけでも日常の動作で疲れちゃう
ニコやーね病人だわ」とボソッと呟く母。
でもここに来てる人がこんなに沢山…
みんな何かしらガンを抱えてるのね、と
色々と思う様子。



そして予約時間の頃あいに呼び出しがあり
放射線療法を済ませ、
無事に治療を終えて帰宅🏡

帰りのドライブ中はまた元気が出てきたのか
助手席でお喋りがはじまりチュー
たわいも無いことを喋りつつ
勿論ちょいちょい咳き込みつつでしたが。

実家へ到着すると
弟と父もそれぞれ用を済ませて帰宅しており
甥っ子新中学一年生の制服姿を見せてもらい
それではお疲れ様でした、となりました。


こんな感じで付き添い報告です。

私としては母娘の久しぶりの時間となり
くだらない事を喋るのも有り難い時間に
思えたのでした。

まだまだ無理はできないけど
少しずつですね。