ガン相談窓口に行ってみた | 青空のように 小細胞肺がんの母とわたし

青空のように 小細胞肺がんの母とわたし

母の闘病記。当初限局型でありながら完治しないと言われ2ndオピニオン等諦めてしまった母。しかし標準治療を取らなかった最初の病院に疑問を持ち県立がんセンターに転院、完治目指すも間に合わず多発転移、放射線治療抗がん剤を終えて在宅で緩和ケアがはじまりました。

10月29日 (火)に再び入院し

30日から1stライン第2クール
カルボプラチン・エトポシドの
投与がはじまった頃のこと。

入院の翌日30日に病院内にある
患者支援センターというお部屋の
その中でも[ガン相談窓口]に
前もって予約をして
弟とわたし、で受けてきました。
父は自分の病院の定期受診で間に合わず。
来るとしたら遅れて参加かな、と。

名前を告げて室内に案内さらると
大人4人でミッチリするくらいの
半個室でした。

相談員さんは、まずガン担当の方、
そのサブ的な位置の女性お二人。
年齢としては中年過ぎてベテラン域の
ナース経験のある方でした。

なので専門的な知識と情報を交えて
相談にのってくれるんだそう。

こちらの簡単な自己紹介をまずし
そして、母の病状を説明しようとしたら
すでに病棟の呼吸器内科からカルテや
レントゲン写真などを取り寄せ済みでした。
弟が相談の電話予約をした際に
当日スムーズに相談を受けられるように
カルテ等を前もって把握しておいて良いかと
確認があったそう。

これは助かったし、素人が母の細かな
病状やこれまでの事を説明しないで
済んだのです。

では具体的にどのような相談に来られたか
と質問がはじまりました。

わたしとしては、いま現在の治療の
方針などでまだセカンドオピニオンを
取っていない事。
しかし母がこの病院の主治医の先生を
信頼し、治療にあたっているので
本人の意思はまだではあるけど
この先セカンドオピニオンをするには
どのようなステップ
どのようなセカンドオピニオン先
主治医へどのようにその旨を伝えれば
良いのか…等

そしてガンの恐れがあるとなった7月
検査をしつつ黙り通して過ごした8月
いよいよ告知となり子どもに知らせた9月
この流れと、
そして母ニコの思いや
ちょっと頑固な性格
今後の治療についてもどう母を納得させて
いけば良いのか、
そしてセカンドを受けた方が良いのか
さしあたっての相談となりました。

相談員さんは、セカンドオピニオンを
するかどうかのタイミングを取るとしたら
まず今はじまっている1stライン以降
その治療をやってみてその効果や結果が
出たタイミングでどうかとアドバイス。

母が今は治療へそれなりに前向きの姿勢
主治医への信頼を損ねないで、
母も家族もそして主治医の誰もが第3者の
意見を聞いてみようと受け入れやすい時と
いうのが、この先でしたら
1stラインまたは2ndラインなど
治療の区切りの時では、と。

聞きに行く手続きや、具体的な行き先など
近隣の専門病院や国立がんセンターなど
候補の相談にものってくれるそう。

そして、セカンドオピニオンをしても
今の主治医のもとで変わらずやはり
治療しよう、と言う選択肢も勿論有り。

しかしセカンドオピニオンをして
そちらの病院の治療に任せようとなったら
今後はそちらに通う事も考えて、よく
選ばないとなんだ、との事。

とにかく今はスタートした治療を見守り
母の心のうちにも寄り添って
患者家族も自分達の身体や家族にも
気を配ってくださいとアドバイス頂きました。
長い付き合いになる(と思われる)治療に
対しての一般的なアドバイスでしたが…

ちょっとこの時にわたしは心の堰が切れた
のか、これまで母に告知まで隠されて
いた事が、子どもとしても残念で
もっと早くに手助けできてたら…
もっと何かできたんじゃないか…
小細胞肺がんの転移しやすさ等を考えると
不安なんです、支える年月に思い馳せると
そんなに長くないのかと、正直怖く苦しい
と漏らしてしまいました。
ぐすんぐすんぐすん

そうしたら相談員さんより弟が、
子どもとして病む親を看る辛さの部分は
自身もおんなじで
「でももう仕方がない、母さんがある意味
   請け負った病いなわけで、隠したことも
   今後どう治療するかセカンドオピニオンも
   最終的には、母さんが決めることなんだ」
と、キッパリ。

たくましく言い切ってくれましたぐすんぐすんぐすん

そうだね、と
わたしも姉ちゃんとしてもう少し頑張り
ます、というやり取りになりました。

相談員さんも
患者本人はもちろん、家族だけでも
それぞれお一人でも
またいつでも話しに来てくださいねと
言ってくださり、
この日の相談は終わりました。


具体的な細かい事の相談というよりは
どんな事でも聞きに来て、と言って
もらえた事が心の安心感になりました。

そして終わりになる頃に父が合流。
定期受診と、この夏からずっと続く
胃のあたりの違和感で検査したり
してたんだそう。
受診の結果としてはストレスからくる
胃粘膜の荒れだそうです。
医者に
「何か過度なストレスかかりました?」と
聞かれたそうあせる

粘膜の荒れを抑える薬を飲むことと
ストレスをあまり溜めないようにとの
アドバイスでした汗

お父さんも身体を大事にしておくれ〜お願い
性格的にこちらも心配症なので
難しいけど。

二世帯同居する弟と嫁の義妹に
改めてよろしくお願いしたのでした。