人気お笑い芸人の母親が生活保護費を受給する問題が相次いで発覚し、世間では不正受給
について改めて議論されている。
厚生労働省によると、生活保護費の受給者数が、およそ200万人弱。
その中で、2010年度の生活保護費の不正受給件数は全国で2万5355件
金額は128億7400万円で過去最悪を更新したという。
働くことができるにも関わらず、収入を得ているのに申告しないという所得隠しの
悪質なケースが目立っており、同省では申請者の資産調査などを強化する方針らしい。
不正受給ですから、いわゆる詐欺と同じですね。
そもそもそんなに簡単に受給ができるのか、厳しい手続きや審査があって
そううまくは行かないと思うのが普通のはずですけど。
不正受給は、前年度と比較して5629件増え、金額にすると約26億6000万円
増加しているという。
不正の内容については、収入があるのに申告をしていないケースが43・5%と最も多く
ついで年金を申告しないケースが続いている。
もちろん自治体の調査がどのようになっているのかが不思議であるし、その条件について
どこで決められ、誰が許可しているのかが明確となっていないようだ。
やはり最終的には人間のモラルが問われている気がするが、簡単に受給しようとすることに
抵抗を感じない人が増えている背景を残念に思わざるを得ない。