散る桜
残る桜も
散る桜
良寛
NHKの子ども番組の「にほんごであそぼ」でたまたまみかけた
良寛さんの俳句です。
はやく散った桜も
今はまだ残って咲いている桜も
どの桜も例外なく散っていく
考えてみれば非常に当たり前のことを言っているようですが、
お釈迦様の説かれた教えの中に
諸行無常というのがあります。
世の中のすべての物事は常にうつりかわっていて同じ状態というのは続かないという教えです。
今咲いている桜もいつかは散っていかなければならない。
また、来年になれば桜が咲く
すべてのものが無常、うつりかわっています。
祖父の葬儀を終えたあとにこの俳句をみると
私より先に亡くなっていった祖父も
いま生かさせてもらっている私も
いつかは亡くなっていかなければいけない命をいただいている。
そんな言葉に感じられました。
