慈悲 | 万休寺のブログ

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よろこびは
二人で分けると
倍になり
かなしみは
二人で分けると
半分になる

慈悲という言葉はよく耳にする言葉ですが

「どうかお慈悲を。。。」
なんてテレビで聞くことはあるとおもいますが、

どのような意味であるかということはあまり考えられていないように思います

慈悲とは如来のはたらきです。

抜苦与楽(バックヨラク)と言って、苦を抜いて、楽を与えるはたらきを慈悲の働きといいます。

苦しんでいる人に寄り添ってその苦しみを自分の苦しみとして一緒に苦しんでくださるのが如来です。

この場合の如来とは、

私たち一人ひとりがいただいている「いのち」のはたらきであります。

頭で考えて行動することと違ってコントロールすることはできませんが

悲しんでいる人がいたらそっと寄り添うことで

その悲しみを半分持ってあげることができる。これが私たちがいただいた「いのち」です。