夢庵の魅力~うどん編③~
夢庵のうどんの魅力はその価格にもありました。
当時【かけ】、【もり】とも280円(税抜き)でした。
ラーメン1杯500円の時代にうどんが280円はとってもお値打ち感があるものだったため
注文するお客様も結構おりました。
そんなリーズナブルに気軽に食べられるうどんを目当てに
とんでもない輩(いえお客様デス)が来店したのです!!
それは、お客様も少なくなったラストオーダー前の深夜1時、
男性4人で来店したそのお客様は席に座るや否や注文をしました。
輩『もり16、かけ16』
フロア嬢『は???』
・・・
なんと、4人でもりとかけを4杯ずつ食べるから16杯くれというものでした。
当時の夢庵(相模原中央店)は確かうどんを茹でる【ゆで麺器】は
うどん5玉分しか茹でられません。
しかも、うどんの茹で時間は6分(だったかな?)かかるのです。
閉店間際はオーダーが入ってからしかうどんを茹でない為
いぎなり、うどん32玉分を茹でなければいけませんでした(大汗)
と、いう事は、単純に全て提供するまで
6分×5(回5玉茹でる)+6分×1(回2玉茹でる)= 36分
盛り付け時間を除いても36分もかかってしまう。
そのため、急遽お湯を沸かし別鍋でもうどんを茹でることにしたものの
『オイオイ、オーダーストップじゃねーの???』
と言うアルバイトの声もむなしくただただ茹でるだけ・・・
そのようなお客様はどんな人かといえばもうお分かりの通り
【大食い】集団だったのです。
つづく・・・