続・9時から営業 | 大崎市にある理容室 床屋ダンキ経営:阿部万亀雄

続・9時から営業

とこやのネタ帳-DANKI看板  『おいおい店長さん、あんたまだ31歳で「歳だ」なんて言ってんのかい?』

 『床屋をなめちゃ困るよ!!』


 と理容師諸兄に言われそうですが・・・


 さらに


 『俺が若い頃は、朝から晩まで30人はやった(お客さんの散髪をした)もんだぞ!!そんなんで疲れたなんて言っちゃーいけねー!!』


 『休みなんちゃーいらねーぜ!』


 と、トドメを刺されそうですが、まぁ冷静になって考えて見ましょう。


 

 私が起業するに当たり、ある税理士さんからアドバイスを貰ったことがあります。


 

 『20年30年続けられる営業時間と定休日にしなさい。』



 と言うことでした。



 『なーんだ、そんなことか。』


 開業するに当たり私は、ヘアサロンでも24時間365日営業が理想だと思っていました。


 少しでも多くのお客さんを、出来るだけ融通の効く時間帯で施術する。お客さんにとってこんな良い事無いですね。


 しかし、その考えも開業して1年を過ぎる頃にはだんだん変ってきました。




 『やっぱり休みが欲しいなーww』



 もちろん、仮に毎日働いたって、『寝る時間を削れば』自分の時間を持つことは可能です。


 しかし、『その削った睡眠時間によって、仕事、施術、サービスの低下を招くようではイケナイと思いました。』


 休日があることで、心と体がリフレッシュして、休み明けから続く営業に挑むのです。


 お店の人に・・・


 『いやー毎日忙しくて、寝る時間も無くてね(内心:でも気合を入れて頑張るぜ!!)』と言われるより


 『昨日休みだったんで映画見てきたんですよww(内心:今日はどんな会話しようかなーwww)』


 と言われた方が話しやすいし、聞いていて楽しいすよね。


 お客さんは『床屋さんは毎日大変だなー』とか『いつも頑張ってるなー』って思っているかもしれませんが、


 『毎日忙しくて・・・』と言う言葉は【お客さんにとってプラスにならない】のです。


 相手からマイナスの言葉を投げかけられるよりは、プラスの言葉(楽しかったこと、嬉しかったこと、感動したことなど)を投げかけられたほうが元気になります。


 さらに、いくら忙しいとはいえ、【朝一番のお客さんと、その日最後のお客さんとの施術、サービスに差があってはいけない】と思っています。


 朝は元気バリバリで接客して、閉店間近は疲れきって会話もろくにせず流れ作業では・・・。


 そこで、税理士さんが言っていた


 『20年30年続けられる営業時間と定休日にしなさい。』


 と言う意味がやっと分かりました。


 ヘアサロンと言う業種は、お客さんによっては『一生通い続けるお店になる。』のです。

 毎回必ず来店して頂けるお客さんに対して、お店側の誠意としてはやはり『その日その時のベストを尽くすこと。』だと思っています。


 その為には、繰り返すようですが、『20年30年続けられる・・・』と言うことをしっかり頭に叩き込んでいなければいけないと思いました。