店舗開店まで④ | 大崎市にある理容室 床屋ダンキ経営:阿部万亀雄

店舗開店まで④

とこやのネタ帳 さて、不動産屋さんではどのような場所を提案したのでしょうか?
 
 『大きなショッピングセンターのある地域』

まさにそこです!!古川地域には現在イオン系列やヨーク系列のお店が5,6店舗ありますが、その中でも比較的新しい土地に立てられたショッピングセンターです。何という事でしょう!!これこそまさに『先見の目が無い』と言うものですね・・・今では新興住宅地になっていたり幹線道路が出来たりと古川の中心市街地以上の賑わいになっています。

 当然当時は回りは家がぽつぽつとあるだけで提案された土地の向かいが田んぼだったり、舗装されていなかったり・・・駅から遠くの土地でしたが、坪単価は比較的安く広さもまあまあ(広い?)だっただけにかなり迷いました。
『駐車場を3台くらいは確保して、取り合えす店舗と、あと余裕があったら住む所もあるといいよね。』

と言うようなイメージを膨らませてはいましたが、提案された場所は全て候補から外れました。繰り返しの話になりますが、当時はまだ『経営』の知識、経験が無く、はっきり言って怖かったです。当然莫大な費用がかかりますし、集客もしなければいけないし・・・その計算が出来なかったのです。(まぁ、今もできるかと言えば、当時よりは・・と言うくらいかもしれませんが。)

 結果、保守的な考えの私は無難な線を突き進みます。
 
 『そうだ、じいちゃんの家がいいよね』

 実は私の母方の祖父は今から約20年位前まで、古川で理容室を経営しておりました。区切りの年齢(確か77歳だったか)を最後に廃業をし、その後何年かは理容室として貸しておりましたが、借り手が廃業してからは空き店舗になっていました。それから10数年の月日を経て孫である私が同じ場所で理容室を経営しようとは誰も思わなかったでしょう・・・。