店舗開店まで② | 大崎市にある理容室 床屋ダンキ経営:阿部万亀雄

店舗開店まで②

とこやのネタ帳 私が物心付く頃にはよく親に言われていました。『店は継がなくていいよ』と。

 当時私はまったく意識していませんでしたが、学生時代のアルバイトがきっかけでサービス業に興味を持ち、理容師として働くことを決めた時には特に反対はされなかったのです。まぁ、後々ヘアサロンへの就職を考える頃には、どうやら親はこの職に就かせたくなかったのか色々別な仕事を斡旋(?)されましたが・・・。

 そんな形で理容師になり、そろそろ第二の理容師人生を歩むべく次の仕事場を考えます。私は基本的に保守的な正確なので冒険はしません。従って、まったく行った事の無い、住んだことの無い場所で仕事は全く考えていませんでした。

従って、学生時代住んでいた神奈川県も良いなー。やっぱり実家に帰って仕事しようかなー。

そんなときに先程の、親の一言です。

『店は継がなくていいよ』

もちろん保守的な性格の私に『起業する』という道はマインドコントロール(?)されてある程度で、起業独立は過去に誰かが通ったであろう獣道のようにうっすらとしか見えておりませんでした。
さらに、ヘアサロン勤務中も技術的なことに関しては、勉強、練習など行ってきましたが、こと『経営』の文字は皆無でした。
 結局、神奈川で勤務していてもいずれは実家へという気持ちが強かったので実家から通える距離での起業を目指しました。その後は、やることなすこと全て初めてで時間はあるようでない、オープンまでの期間は融資や、店舗デザイン、従業員の獲得などあっという間に過ぎていき、断片的な記憶しか残っておりません。

 それなのにお話は続く・・・のだろうか