(1980年西武ファンブックより)
守備と走塁はプロ入りしたときから定評があった。
バッティングも昨シーズン、ぐんと成長したひとり。
左右に打ち分けることを心掛けているが、スピードにも負けない思い切りを期待しよう。
【1980年の徳山文宗】
西武在籍:2年目(26歳)、背番号28
成績:一軍出場無し
(イースタンリーグ成績)
打撃成績:57試合 111打数29安打、打率.261、1本塁打、7打点、9盗塁
前年1979年にイースタンリーグで打率3割、盗塁王を獲得するなどの活躍を見せ、期待された1980年だったが一軍出場を果たせなかった。
イースタンリーグでも前年の打撃成績を全て下回る結果となり、オフに戦力外通告を受け西武を退団。
翌年ロッテへ移籍し1983年まで在籍。
韓国籍である徳山は、1984年に韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツへ移籍。
同年は終盤まで首位打者争いを演じ打率.339の高打率を残したが、惜しくも2位に終わった。
その後も1990年まで韓国プロ野球でプレーを続けた。
ファーム暮らしはもうたくさん
早く一軍でガンガン打ちたい
ファームで大いに成長したひとり。
守備と走塁はもう一軍でも立派に通用するまでに鍛えられた。
問題はバッティング、力があるだけにミートのうまさを心がければ出番のチャンスが。
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