【1996年の渡辺久信】
西武在籍:13年目(31歳)、背番号41
成績:20試合 6勝 9敗 0セーブ 防御率4.56
前年のシーズン終盤、先発からリリーフに配置転換されて好成績をあげていたが、渡辺本人が先発思考が強かった為、1996年は、再度先発投手としてスタートした。
開幕から2試合連続完投勝利し好スタートを切るも、その後は好不調の波が大きく不安定な投球が続いた。
それでも8月まで先発ローテーションを守り19試合に先発をした。
5試合を完投(うち完封2)し、投球イニング数も2年ぶりに100イニングを超える118回1/3を投げた。
7月9日対日本ハム15回戦(東京ドーム)で、6回裏に通算1,500奪三振を達成。
そして何と言っても1996年のハイライトシーンは、6月11日対オリックス12回戦(西武球場)でのノーヒットノーラン達成。
渡辺久信は、1990年の日本ハム戦で延長10回までノーヒットノーランを継続していたが、味方打線の援護がなく0-0で迎えた11回に初ヒットを打たれ惜しくも逃した事があり、6年越しの悲願達成となった。
BBM2012年ノーヒッター No.72
BBM2012年ノーヒッター No.98
この試合は、テレ朝系でテレビ中継があり、試合途中からビデオを録画しました。
9回表に迎えたイチローの打席は私も祈りながら緊張して観ていました。
その打席でイチローがライナー性の打球を放った瞬間に「打たれたか!?」と思いましたが、センター正面への打球でホッとしたことを覚えています。
この試合のビデオテープは保管していますが、現在はビデオデッキが無くもう15年ほど再生していません。
また、翌日のスポーツ新聞は、一面で「渡辺久信ノーヒットノーラン達成」を報じているものはすべて購入しました。
いつの日か、それらの記事等もご紹介したいと思います。
BBM2012年ノーヒッター No.72 裏面スコア部
ノーヒットノーラン達成後は、最初の登板となった6月20日も勝利投手となり6勝目をあげた。
しかし、その後は勝てなくなり、8月まで5連敗を喫して二軍へ降格。
シーズン後半は、チームが若手主体の方針に切り替えていたこともあり8月23日の登板が最後となり、そのままシーズンを終える形となった。
1996年タカラプロ野球カード
BBM1996年 No.196
※直筆サインは、直接ご本人から書いて頂きました。
BBM1996年ダイヤモンドヒーローズ No.192
BBM1996年ダイヤモンドヒーローズ No.192 裏面