さて、京都では強かった雨脚も、奈良に近づくにつれ段々と小降りになり、近鉄郡山駅で下車する頃にはほぼ傘なしで歩けるぐらいに落ち着きました。
近鉄郡山駅からJR郡山駅までは、乗り換えの朝のお散歩です。何故ゆえこのルートかというと携帯アプリの乗換案内クンが、このルートが安くて早いよ、って教えてくれたからだよ~ん。今はホント便利だよなぁ~。で、その15分程の僅かな道のりに、お寺があり神社があり、静かで何とも雰囲気があって、よい町ですね~、ココ。Kiku様がお住まいなんですよね~、午後には会えるんだぁ、わ~い♪
(小桜様は今頃飛行機乗る準備かなぁ…、やっぱり「マクベス」は無理よねぇ、とシミジミするワタシ…。)
(小桜様は今頃飛行機乗る準備かなぁ…、やっぱり「マクベス」は無理よねぇ、とシミジミするワタシ…。)
そうしてキョロキョロたらたら歩いてたので、乗れる予定の電車を一本逃しましたが、JR郡山駅からJR法隆寺駅はほんの数駅、ぼちぼち雲が切れて太陽も顔を出しはじめ、ホームで電車を待つのもまた一興かな(←ちょっとウソ)とイキがっていましたが、いや、寒いのなんのって…、もう5月になろうってのに、なんでこんなに寒いの?
雨上りで腹減りってせいもあるけれど、電車に乗って暖房入ってたのが、ホント、嬉しいぐらいの気温なのでした。
雨上りで腹減りってせいもあるけれど、電車に乗って暖房入ってたのが、ホント、嬉しいぐらいの気温なのでした。
さて法隆寺駅にて。事前のガイドブックリサーチによれば自転車で回るのがいいらしいんだけど、ゆっくりランチで早めに斑鳩ホールで並ぶ、というのが一番大事(←アホ)なので、午前中の目的は法隆寺&中宮寺のみ、なので再びお散歩がてら法隆寺までてくてく歩きました。
(いやその前にコンビニで朝ごはんの調達~♪)
(いやその前にコンビニで朝ごはんの調達~♪)
15分ほど歩くと法隆寺です。ワタシの遠い遠い記憶(なんたって高校2年の秋の修学旅行、いや中学3年の修学旅行以来か?)では、この周辺にお食事処なんて無かったように思う、っちゅうか、高(中)校生はバスで移動するからまったくそんなの記憶にないのよ。でもちらほらと(一見)美味しそうなお店があって、早くもランチの算段をするワタシ…。ハラ減ったぞ~。
さあ中門までたどり着きましたが、能友とふたり、中門前でおもむろにまず、朝ごはん♪(立ち食いっすよ、モチロン!) 五月の真っ直ぐな日差しに、五月とは思えない冷たい風を頬に受けながら、犬の散歩をしている法隆ジモティを眺めつつ、バクバクとサンドイッチやらオニギリやらを喰らふ女ふたり…。色気も何もないわいなぁ、ありゃ、鐘も鳴るわいなぁ。

さて、お腹も落ち着いたところで中門をくぐり、いよいよ法隆寺へ…、入ろうとしたが、ちょぉ~っと待ったぁぁ!
この時点で法隆寺オープンの8時は大幅に過ぎ、まもなく9時になろうとしているのだよ。先に夢殿に行くべきではないかね?ワトソン君、としつこくワタシが提案し、この写真の前を回れ右して、夢殿に向かいました。
しかし、いにしえの高校生(もしかしたら中学生だったかも)の時に、法隆寺に来たはずで夢殿も見たはずなのに、ほとんど初めての場所、という感じがします。夢殿まで結構歩くのね、知らなかったよ…。
ジャスト9時に夢殿に着きました。早速拝観料払おうとすると係のおじちゃん達が、「え、まだ法隆寺いってへんの?」と驚いた様子。ま、通常とちょっととルートは違うけどさ、空いているうちにゆっくり拝見したかったんだもん。
さて夢殿ですが、朝一番なので、仏様に捧げるお花のお水替えたりしているお坊様?がいらっしゃったりして、扉が開いてます。一瞬、中に入れるのかと勘違いしたワタシ…。
一番お会いしたかった、聖徳太子のお姿を写したという救世観音サマは、朝のあの太陽の位置からすると、ほぼ南を向いて立っていらっしゃるようです。(ホントか?)
ワレワレふたり、金網にへばりつくようにず~っとお姿を拝見していると、そばにいた見知らぬオジサマが、「仏像を傷めないLEDでライトアップするようになったから、懐中電灯はいらなくなったんだよ。前来た時なんて真っ暗でお顔なんか見えなかったんだから」と、お話しくださいます。ふう~ん。
そしてそのオジサマが去ったあと、ワレワレがなおしつこく金網にへばり付いていると、今度は別のオジサマが「仏像を傷めないLEDでライトアップするようになったもんやさかい、懐中電灯なくてもお顔がよう見えるようになってなぁ。今までは真ぁっ暗でお顔なんか見えへんかったんやから」と、同じお話をしてくださいましたの~。
一番お会いしたかった、聖徳太子のお姿を写したという救世観音サマは、朝のあの太陽の位置からすると、ほぼ南を向いて立っていらっしゃるようです。(ホントか?)
ワレワレふたり、金網にへばりつくようにず~っとお姿を拝見していると、そばにいた見知らぬオジサマが、「仏像を傷めないLEDでライトアップするようになったから、懐中電灯はいらなくなったんだよ。前来た時なんて真っ暗でお顔なんか見えなかったんだから」と、お話しくださいます。ふう~ん。
そしてそのオジサマが去ったあと、ワレワレがなおしつこく金網にへばり付いていると、今度は別のオジサマが「仏像を傷めないLEDでライトアップするようになったもんやさかい、懐中電灯なくてもお顔がよう見えるようになってなぁ。今までは真ぁっ暗でお顔なんか見えへんかったんやから」と、同じお話をしてくださいましたの~。
風は冷たくても日差しは暖かく、鶯も鳴いてるし、いつまでもいつまでも金網にへばり付いて救世観音サマの前に居たかったけれど、3人目のオジサマに遭遇するのもなんなので、その場をいったん離れ中宮寺へ向かいました。
もちろんお目当ては、弥勒菩薩サマこと如意輪観世音菩薩半跏像。
ここも朝まだ早いせいか空いており、弥勒菩薩サマのお美しいお顔をうっとりと見つめる(色気ナッシングの)女ふたり…。
中宮寺の弥勒菩薩サマの方が京都広隆寺のより、美しいと思うな~、ワタシ。
もちろんお目当ては、弥勒菩薩サマこと如意輪観世音菩薩半跏像。
ここも朝まだ早いせいか空いており、弥勒菩薩サマのお美しいお顔をうっとりと見つめる(色気ナッシングの)女ふたり…。
中宮寺の弥勒菩薩サマの方が京都広隆寺のより、美しいと思うな~、ワタシ。
残念ながらココもいつまでも居ることはできません。
惜しみつつ中宮寺を後にし、しつこくもう一度夢殿に戻って救世観音サマに(かぶりつきで)ご挨拶して、法隆寺に戻りました。(ここで大体10時)
惜しみつつ中宮寺を後にし、しつこくもう一度夢殿に戻って救世観音サマに(かぶりつきで)ご挨拶して、法隆寺に戻りました。(ここで大体10時)
法隆寺に戻る前に、縁日のお面屋さんみたいな土産物屋で、今日のスーベニアァをゲット!
なんと、ご当地キティ「聖徳太子」版ですぞ!

思わず笑っちゃう可愛さ♪ せんとクンの紙袋もイイでしょ?

思わず笑っちゃう可愛さ♪ せんとクンの紙袋もイイでしょ?
さて法隆寺に戻り、今度は五重塔から順番に回りはじめますと、なにやら騒がしい黄色い声が…。
アアア~っ、GWなのに小中学生のお子様方の団体が~っ!
あちらこちらにワラワラと増殖してる~っ!
アアア~っ、GWなのに小中学生のお子様方の団体が~っ!
あちらこちらにワラワラと増殖してる~っ!
いやはやナントモ。静かに拝観できるのは朝10時までだってことが、よぉく分かりました。
夢殿を先にしたのは大正解でしたわ~。
夢殿を先にしたのは大正解でしたわ~。
それでも法隆寺の広い境内をゆっくり回ることが出来て、久しぶりに沢山の仏像と対面いたしました。皆様方、良いお顔なんですが何処かしら出会った誰かに似ているのが不思議です。
そして福岡のもうひとりの能友と合流、いよいよ「マクベス」へと乗り込むのです。
(つづく)