こんばんは、まり子です。
第11回「満次郎の会」は満員御礼、盛況の内に幕を閉じました。
それから早や、一週間…。
思い返してもスゴイ会だったなぁ、と思いますわ。
第2回目から一日2公演でしたが、諸事情により一日(ちょっと長めの)1公演でしたが、
その分密度が濃い内容であったと思います。
第一回目のロビーが押すな押すなだった時のことを思い出しました。
「石橋 連獅子」は期待を上回る舞台でした。
特に、辰巳和磨ク…でなく、辰巳和磨様の赤(子)獅子が素晴らしく、
まり子、目がそっちばかりに行ってしまいました。
荒々しいのではなく、若々しく勇壮で、何といっても、
石橋に触れずして空中で舞っている感
があるのですよ。それが新鮮で、まり子感動いたしました。
逆に辰巳満次郎様の白(親)獅子は、逆に石橋上で踏ん張ってどっしり舞ってたなぁ。
ところで、満会11から一週間後の本日、令和元年12月8日に今年最後の宝生月並能がございまして、
なんと、我らがMJR(辰巳満次郎様)は、おシテを務められるのですよ、
それも大曲の「頼政」で!
すげえよ、すげえよ。
まり子、チケット買ってしまいました。早く寝なくちゃいけないのだけれど…。
実は、MJRの特別インタビューの中に「頼政」について語ってらっしゃる部分があり、
番外篇としてここにアップいたします。
これも、間際になっちまいまして、まことに申し訳ない限りでございます。
お聴きくださいませ。
ところで、(源)頼政でありますが、予習としてウィキペディアをチェックいたしました。
源 頼政(みなもと の よりまさ)は、平安時代末期の武将・公卿・歌人。
(中略)
保元の乱と平治の乱で勝者の側に属し、戦後は平氏政権下で源氏の長老として中央政界に留まった。平清盛から信頼され、晩年には武士としては破格の従三位に昇り公卿に列した。だが、平家の専横に不満が高まる中で、後白河天皇の皇子である以仁王と結んで挙兵を計画し、諸国の源氏に平家打倒の令旨を伝えた。計画が露見して準備不足のまま挙兵を余儀なくされ、そのまま平家の追討を受けて宇治平等院の戦いに敗れ自害した(以仁王の挙兵)。
お能は前半がいわゆる訳ありのお爺ちゃん、実は源頼政の幽霊として登場し、
後半は上記の「宇治平等院の戦いに敗れ自害した」時の老体の姿でご本人が登場します。
この頼政ってお方は、和歌にも優れ、武勇にも優れ(鵺退治し)た、華々しい経歴の持ち主だったけれど、そんな栄光のことよりも無念の負け戦で自害したことがトラウマ(←かなり変?)になっており、その時の様子を語るのです。
世阿弥作でございます。MJR観阿弥がおシテを務めます。
(ちなみに、狂言に「通円」という、この「頼政」をパロディにした作品がありまする。)
チケットはまり子がオンライン購入した時には、まだ若干残っておりました。
当日券ありまする。
ぜひ、どうぞ!
「頼政」の他には、「花筐」「乱」と、別会能にもひけをとらないラインアップでございます。
絶賛発売中でゴザイマス!
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