本日は木曜日!
第六回「満次郎の会」東京公演まで、今日を含めてあと3日となりました!
辰巳満次郎様



辰巳満次郎様

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http://blog-tokowaka.tumblr.com/post/101319782843
「鞍馬天狗 天狗揃」の続きです。主な内容は、
・公募は大ベシミの面が足りなかったから?
・一石三鳥四鳥をねらった公募です
・作家の個性で、いろいろな顔の大ベシミが登場しますよ
・天狗が8人もいるので、裏(楽屋)は大変!
・天狗は名乗りませんが、牛若と戦います!
・あと残ったのは「龍神揃」…、予定は未定です。
・来年から昼夜の二公演にはしない?
・宝生流に「紅葉狩 鬼揃」がないのは何故?
8分弱程のナカナカ濃いお話、でゴザイマス。
どうぞご堪能下さいませ~

さて、今月観に行った五雲会と東京青雲会の感想を書いておかなくっちゃ。
実は昨日、まり子はモドキとヒヨコの発表会?(スミマセン)に参りました!
そう、東京青雲会です!
平日の日中に行われるので、なかなか行くのは難しいんですけど~。
今回は行けました!
やっぱりニアリー満席じゃん…。
ところで、まり子の今回の一番の目的は、最初の素謡「敦盛」でした!
これがね~、予想に違わず、本当にヨカッタのでした~!
ツレの辰巳和磨サン


ワキの木谷哲也クン&シテの川瀬隆士サン、めちゃ

何かヨカッタかって、3人ともちゃんと役の心持ちで謡っていたことでしょうか。
さらに現在持てる力の最大まで制御し、力イッパイ謡ったことでしょうか。
「敦盛」という十六歳で散った若者の物語が、まり子の目の前に展開しました。
いや~、納得&満足、スカっとしました!
若者はやっぱり、こうでなくっちゃね~!
舞囃子「松風」…、「松風」は宝生流が非常に大切にしている曲だとか…。
青雲会であってもこれを舞う許可が下りたということは、ソウイウことですよ。
辰巳大二郎サンですが、まり子が思うに、案外狂女物が似合う感じです。
「松風」は狂女物ではありませんが、亡霊になっても恋に迷う女…。
その松風の狂気がちゃんと舞に現れており…(時々若武者が覗きましたが)
ワキ僧に弔いを願って消えるあたり、まり子は思わずウルっときましたよ~。
あと印象に残ったのは、仕舞「清経」の地頭だった土屋周子サンの謡!
ちょっと故倉本雅師を思い出す謡であったなぁ、と付け加えておきます。
五雲会の感想も書いておきまする。
気合を入れたのに、今回も出遅れて…

ホントに残念&申し訳ない…、です。
来年こそ田崎甫サンのおシテを観るぞ~、と決意を新たにするまり子!
さて、十月度五雲会のイチバンの目玉「班女」…

見所の皆さまもまり子と同じ意見だったらしく、見所は混み混みです!
おお~(;゚Д゚)!
これは嬉しい誤算です!
そして「班女」ですが、いや~、満足でゴザイマス。
イロイロな方のおシテで「班女」を観ましたが、コレ!という決定打がなく…。
(でも、辰巳満次郎様


この「班女」の花子という女は、一筋縄じゃいかない難役じゃないかなぁ…。
弱すぎても逞しすぎても、ヨロシクない…

いじらしさがあって、ひたむきさがなくてはならない…

ま、それはさておき!
まり子、今回初めて「班女」で泣きましたぁ!
「班女」のクライマックスは中ノ舞の後で、地謡と掛け合いながら、
カレ(吉田某)に捨てられたのかしら、でも会いたいの…、
という気持ちが高ぶって泣き崩れる(平臥する)トコロなんですが、
(裾が乱れたりして)キレイに平臥できないとけっこう台無しに…

その上、ここから吉田某の従者(ワキツレ)とのやりとりがあって、
会話する度に平臥のまま、向きを変えたり戻したりしなきゃならない…。
シテの山内崇生師は、ここで自然に向ける位置まですっと動いてから、
足りない分の角度を、面を向けることで実現?
それが「班女」と呼ばれた、恋する花子のいじらしさを強調して、
おいおい吉田某(ワキ)、早く扇出して名乗ってやらんかいっ

て気持ちになりました。
その上今回のワキの宝生欣也師がコレマタ良くってね~。
二人で交換したお揃いの扇を見せ合うシーンで思わず涙が…。
「班女」で泣けたの、まり子初めてでございまするぅ~

モチロン、ぶっちぎりで「班女」の地謡をお務めになられた、
辰巳満次郎様

次の「鳥追」は、あんまり興味がわかないお能だったのですが、
ワキの高井松男師の悪役っぷりと、子方の水上達クンのけなげさで、
がぜんオモシロイお能になりました!
ストーリーは、九州のご大家のダンナ様訴訟の為に京都に行って早や十年、
音沙汰もなく、実権を握っている番頭(ワキ)がついに乗っ取りを強行!
奥さん(シテ)と長男(子方)に仕事(鳥追)させる…、というもの。
最後はダンナが戻り、悪番頭が懲らしめられる…、トコロを妻がとりなし
めでたしめでたし、になるんですけど、こういうお話なので、
メリハリがないとシテが全く活きません!
だから、今まであまり興味が持てず…、見所も多分まり子と同意見です。
しかし今回、「鳥追」をパスした人は、損しましたよ~!
特に特に、子方の水上達クンがよくってさぁ~

和久凜太郎クンみたいな熱血タイプではなく、一所懸命の真面目タイプ。
かなり謡が多いお役を、メチャクチャお稽古したんだろうな~、と
ちょっと胸打たれるモノがあり、それがこの能とうまく重なりました。
いや~、宝生の子方クンたち、充実しておりまする~

最後の「熊坂」!
シテの川瀬隆士サン、これ以上適任の役はないんじゃないかい?ってぐらい
ヨカッタんでございます~



やっぱり「熊坂」は体格の良い、大柄な方がシテをやると映えますね~!
「敦盛」の素謡もすごくヨカッタですし、彼は注目株~

と、ここまで書いたら、昨日の毎日新聞の夕刊に
「満次郎の会」の記事が載ったとのニュースが!
あと3日ですよ!
楽しみですね~!
第六回「満次郎の会」の前売りチケットはこちらからお求めください!
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=25725

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