本日の月並能は、ご宗家の「邯鄲 傘ノ出」で盛り上がったハズ…。
まり子は25日(日)の「満次郎の会」第一回大阪公演に向けて、自粛?です。
ソノ大阪「満会」まであと、14日、つまり半月を残すばかりとなりました。
なので(←何が?)久しぶりの「プレイバック満次郎」シリーズは、
記念すべき第一回「満次郎の会」の演目「邯鄲 傘ノ出」にいたします。

記憶にも新しい、と思っておりましたが、早や五年も昔…。
今度は大阪で「満次郎の会」の第一回目を拓こうというのでありますから…。
よぉし、繋がったぁ~

ちなみに上記URLは、辰巳満次郎様


実は、まり子が初めて「邯鄲」を観たのは、鎌倉能舞台40周年記念の乱能です。
こぉんな変化球から入ってしまって、今でもソッチを良く憶えているという…。
(おっ、当時の記録を観たら、この日の太鼓の観世元伯師がおシテだったわ…。)
ま、それは置いておいて…。
辰巳満次郎様

蝋燭能だったので、薄暗い照明とチラチラする蝋燭が、それを引き立て…。
不思議なことに、悩める盧生@マンジロウ様は黒頭だけど、線が細く見えるの…。
傘のせいもあるのか、ちょっと萌え~、でゴザイマス。

参考までに、MOA定期能のチラシをもう一度!
しかし、線が細く見えたのも一瞬のコト。
(夢の中で)王位についた盧生@マンジロウ様は、威風堂々たる王っぷり。
コレじゃなきゃね~、と納得しつつ期待の一畳台での「楽」を堪能します。
辰巳満次郎様

それは単にカラダが大きいからでなく、なんでしょう、世界が大きいからかな~。
邯鄲の「楽」の、お約束の足を踏み外すトコロもしっかり目に焼き付け、
さあ、いよいよピッチに降り立ちましたっ(←舞台ね)
謡ふ夜もすがら
日はまた出でて明らけくなりて
夜かと思へば
昼になり
昼かと思へば
月またさやけし
春の花咲けば
紅葉も色濃く
夏かと思へば
雪もふりて
四季折々は目の前にて
春夏秋冬万木千草も 一日に花咲けり
面白や 不思議やな
うわあ~、冷静にみればコレは完全にラリってる訳で…、
この舞の終わり頃に、ワキ達はみな舞台から消えて(退場して)しまい、
ハっとそれに気付いた盧生@マンジロウ様は、左右を見渡してガクゼンと…。
さあ、ココです。
舞に打ち興じていた盧生@マンジロウ様が周囲の異変に気づいて、
右ッ、左ッ、右ッ(あり?左からだったかしら?)と面を切る?んだけど、
それがナカナカ激しくって~(よっぽど動揺したんでしょうね~)
まり子、思わず、「石橋」!?

と思ってしまいましたぁ~

そして、一畳台ベッドにダ~イブっ!
肩からダイブですよ~

薄暗い蝋燭能で、視界の利かない面をかけてるんだからさ~。
ちょっと、枕ぐらい、飛ぶわよね~。
すかさず、後見が枕をそっと戻すのでした。
(まり子の席がぁ、ほぼ一畳台の真正面だったのでござりまする)
夢から醒めた盧生@マンジロウ様…。
第一回「満次郎の会」のご挨拶に、辰巳満次郎様

こんな風にお書きになっておられます。
私は自身の50年の現実を受け止めつつ、さらに希望に満ちた夢を、まだまだ追いかけたいと存じます。
「人間、50年から」をモットーに…
「人間、50年から」をモットーに…
そして、今年…。
「50年」の前には、この道(斯道)というキーワードが追加されます。
あと2週間で「満次郎の会」第一回大阪公演です!
(よぉし、繋がったぁ~

チケット残少ながら、まだナントカなりそうですよ。
意外に近い大阪へレッツ★ゴー!
で、夏には「人間五十年」の織田信長をシテにした新作能「覇王」も控えてます。
今年も、イロイロ符号の年でゴザイマスね~。

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