辰巳満次郎先生のメルマガ・アーカイブ、第41弾をお送りします。
どうぞ、お楽しみください。
はや衣替えの季節となり猛暑の地獄から解放され、爽やかな秋晴れがのぞめる一方、「祭りのあと」の様な、「夏の終わりのさびしさ」も一風感じるのは、不思議でございます。
私だけでしょうか?
目眩く24季節を楽しみたいものです。
先日、ある能楽堂の楽屋の窓から、気持良さげなお天道様



人間の本能に目覚めた感じでした…。
我々能楽師の修行は一生と言います。
一生修行しても、どれだけチャンと出来る様になるのか、不安を抱えて、日々苦しみます。
幼い時から下地を作り、成人した頃からその苦しみが始まります。
いつ舞台に掛けるか、果たして、
一生の内にやるかどうかも判らない曲を
コツコツと師から叩きこまれます。
伝承の世界では当たり前です。
いざと言う時に出来ないと、
「能楽師」として役に立たないからです。
または、自分はせずとも、
自分の弟子がするかも知れないからです。
有事に備える職種であります。
辰巳満次郎


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