辰巳満次郎先生のメルマガ・アーカイブ、第35弾をお送りします。
どうぞ、お楽しみください。
残暑お見舞申しあげます。
前回は最後にやったので「オシマイ」の語源となった「仕舞」のお話をしました。
いまや仕舞はオシマイにはせず、最初や途中にしております…。

今回は語源シリーズの続きとして「けりがつく」。
物事の決着が付くこと、の意ですね。
いくつか説がありますが、一番頷けて、面白いお話が
能絡みのお話

能が徳川幕府の式楽となり、武家のたしなみとして一層広まったのはご存知でありましょう。
将軍始め、御三家、諸大名も能の催しを城内や邸内で行う様になり、アマチュアながらも名手も生まれた様です。
腕自慢の殿様も多数いらして…。

しかし大抵は殿様の自己満足

家臣達は殿様の舞を、眠気

「御能拝見」
していたのが通例だったとか。

長~い能の終わりに、
「失せにけり」とか、

「なりにけり」とか…


「あぁ、やっとけりがついた」

となった様です。
辰巳満次郎


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