能楽師 満次郎のメルマガ「能にみる日本人の文化」その34 仕舞 | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

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こちらは、不休で普及に励む宝生流グレート能楽師の辰巳満次郎先生♥に「惚れてまったやないかぁ~!」なファン達が、辰巳満次郎先生♥と能楽の魅力をお伝えしたいな~、と休み休み、熱い思いをぶつけるブログです。

みなさま、こんにちは。西 久美子です。

辰巳満次郎先生のメルマガ・アーカイブ、第34弾をお送りします。
どうぞ、お楽しみください。


台風の一過、如何お過ごしでしょうか。

被害にあわれた方、お盆の帰省時期と重なり交通機関にも影響して大変だった方お見舞い申しあげます。

さて今回は「仕舞」を取り上げます。

「仕舞(しまい)」とは、能の舞いどころの一部分を、楽器の演奏無しに、面・装束を着用せずに紋付き袴で演じる事です。

もともとはアンコール(主催者からの御所望)のときに、
の一部分を簡略につる「仕舞」
として演じたようです。

そしてその内、最後の最後にする「お仕舞」が「オシマイ」となった訳です。

やがて物事を片付ける事を「仕舞う…シマウ」となったのです。

まさか、能のアンコールに演じる仕舞が「オシマイ」の語源とは
思いよらずの御事
叫びではありませんか?

もっとも、現在では能の催しにはやはり能をメインイベントとしており、その前に仕舞を演じています。

仕舞がアンコール用から独立した演技体系になり、アマチュア愛好家のお稽古事に取り入れられて普及し、能のエッセンスとして各種催しにプロフェッショナルも演じる様になったのでした。

辰巳満次郎



kumiko

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