忙しい日々の中で、ふと、辰巳孝先生の教えを思い出す瞬間があります。

私は昨年の12月から、介護職員基礎研修の資格を取るために、
毎日、学校に通っています。
6月に卒業する予定ですが、何と、内定を二つもいただいてしまいました。
驚いたことに、クラスで内定が取れているのは、私1人、なんです。
56歳の私が、優秀な若い方々を押しのけて内定をいただいてもいいのかしら…。
そう思った時、30年前に夫が言った言葉を思い出しました。
辰巳先生に出会わなかったら、
これほど、礼儀とか身についてなかったよなぁ。
先生のおかげやなぁ。
辰巳孝先生から直接、お辞儀の仕方や、言葉遣いを教わった訳ではありません。
ただ、先生はお弟子さんをとても大切にされる方でした。
師として、弟子への礼儀を尽くされているんだ…、そう思いました。
だから、辰巳孝先生の周囲にいる方々も皆、
師への礼儀をわきまえていらっしゃいました。
先生に接する態度がとても丁寧で、優雅で、美しかったのです。
それを見ているだけで、
それを聞いているだけで、
何か自然と身につくものがあったのでしょう。
辰巳孝先生の無言の教えだったのですね。
いつだって先生は見守ってくださっていたのですね。
今更ですが、我が師の恩、だと確信いたしました。
そうとしか、考えられません。
お稽古は現在お休みしていますが、また頑張ります。
先生、応援してくださいね、56歳の新人を…。

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