第四回「満次郎の会」まで、あと23日!

ブロマイド応募もまだまだ承っております。
辰巳満次郎先生の応援、どうぞよろしくお願いいたします。
辰巳満次郎先生のメルマガ・アーカイブ第6弾、どうぞ、お楽しみください。
さてさて、1日のリズムに合わせて5種類に曲分けして演じる順番を決めている「五番立て」のトップは、「初番目」とも言いますが、「神」であります。
やはり、格式から入っても、神を題材にした曲目が最初であるのは自然ですが、「1日のリズムに合った」という点では、朝の清々しい、厳かな、静かな時間帯に相応しい、と考えたからなのです。
翁のほかに能5番と狂言を合間に演じるという正式なスタイルでは、神事である「翁」を演じたあとに「神」の曲を演じる際には、基本的に同じメンバーが引き続き演じます。
これを「翁付き神能」という風に言います。
正式には、翁を演ずる「精進潔斎」した役者たちが、神の曲も引き続きやるべき、といった考えがあったのだと思います。
現在では神の能を演じるときは、特に精進潔斎をすることもなく、公演の最初に翁が必ず演じられる訳でもありません。
1日中、能の公演を行うことは色々な事情から難しいからです。
(お客様だって、相当な体力を消耗するかも…)
現在では能楽協会が主催する「式能」のほか、ほんの数例になっているようです。
「神」の能は、
男の神様が主人公の「高砂」「養老」「弓八幡」や、
女神が主人公の「西王母」「右近」「三輪」「龍田」、
龍神が主人公の「春日龍神」「岩船」「竹生島」、
などがあります。
翁を演ずるときと同様、人間的な感情表現は一切なく、役者も感情移入しないところから、無になることも求められて、そう言った意味では困難な曲柄でもあります。
辰巳満次郎


どっちのボタンもポチっと押して、辰巳満次郎様


