ついに第2回「満次郎の会」まで、あと9日!
1ケタ台突入でございます。
こうなると、残りの日々で「満次郎の会」の予習して当日を迎えたいものですが、
その前に「秋の別会能 第2日」という宝生会の、オフィシャルでスペシャルの
会が控えております!
アタリマエのようにこなしていらっしゃるのですが、プロって大変…。
さて、「海人」の粗筋については辰巳満次郎様ご自身が、なるほどがってんポッドキャスティングの特番で解説なさっております。
またまり子も、半年前に熱海のMOA能楽堂にて辰巳満次郎様が「海人」をなさった時に、
3部構成で記事を(「海人」ってこんな話? 前編・中編・後編 )アップしておりますので、
こちらも参照してくださいませ。
で、だいたいの粗筋がわかってくると、もうちょっと深くイロイロ知りたい
と思うのが人情…。
なのであちこちググってみると、「奈良絵本」というページが引っ掛かりました。
奈良絵本とは、挿絵入の御伽草子だそうで、このリンク先のページは
とても立派で興味深いものです。
こんなスゴイ仕事してる人たちが、世の中にはたくさんいるんですね~。
この中に、「海人」の物語は「大織冠」という題名で掲載されています。
ウィキペディアによれば、「大織冠」は、647年から685年まで
日本で用いられた冠位だそうで、冠位の中で最上位、そして歴史上では、
藤原鎌足だけが授かったそうです。
だから「大織冠」イコール藤原鎌足のことになるそうです。
アレレ、淡海公って不比等じゃなかった?
ま、昔のことなんでどっちでもイイ、にしておきましょう。
お能では「大織冠」という言葉は出てきませんが、お能から派生した芸能の
地歌の「珠取海士」の歌詞にはこの「大織冠」という言葉が出てきます。
「大職冠は御身をやつし賤しき海士の磯枕 妹背言葉を末かけて 女命の捨て所」
また、さらにいろいろさがしていたら、大織冠絵巻 というものがあるそうですね。
これによれば、竜宮から宝珠を狙ってやってきたのは阿修羅の軍勢で、
大バトルが繰り広げられたらしいです。
あ~、調べれば調べるほど、記事がまとまりません~。
ホントはこの海人乙女に名前がないのかしら、と思って始めたんですけど…。
海人乙女の名前は「玉藻」サンとおっしゃるらしいです。
まり子
