満次郎の会まであと11日! 11月度五雲会の感想ナドナド | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

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こちらは、不休で普及に励む宝生流グレート能楽師の辰巳満次郎先生♥に「惚れてまったやないかぁ~!」なファン達が、辰巳満次郎先生♥と能楽の魅力をお伝えしたいな~、と休み休み、熱い思いをぶつけるブログです。

まり子です。

辰巳満次郎様バースデーにばかりフォーカスしてしまいましたが、カンジンの五雲会、今回は最初から最後まで全部(ちょい遅刻したので3.9能2狂言)拝見いたしましたので、チョットご報告いたします。

11月のお能ラインナップは、「経政」「井筒」「小督」「車僧」の4本。

見所は…、正面席(の一番イイトコ)はほぼギッシリですが、他の席は空いていて、全体では甘めに見積もっても7割に届かないのではないでしょうか?

何年か前は、秋以降は見所がぎっさり埋まり、早く行かなくちゃ席が無い、ってのが普通だったのに…。
当日券を出せず入場制限したこともあったのに…、淋しい限りです。

どうしてこうなっちゃったのかなぁ?
頑張れ~っ!、宝生会!


「経政」のおシテ様は當山淳司サン。
まり子はけっこう好き、だし彼の声が「経政」の役に合うと思ってたので、実は期待してました~。でもチョット緊張してたカナ~。
残念なのは地謡の前列と後列の足並みが揃わない箇所がかなりあったこと…。モッタイナイヨ~。(- -;)


「井筒」は、シテ・ワキ・囃子・地謡のバランスが全て高いレベルで取れていて…、さすがっ♪という一番でした。
おシテ様(金井雄資師)はどちらかと言えば、颯爽とした神や龍神等がより似合うタイプ。
でも、そこに居たのは明らかに、今なお静かに熱く在原業平を想い続ける紀有常の女♪

風吹けば沖つ白浪立田山 夜半にも君がひとりゆくらん

の謡が、シテのいじらしさを強調するかのようで、胸キュン涙ジワ、の時が過ぎてゆきました。


「小督」は何より何より、地謡が秀逸で、これぞ宝生の謡だぁって思える素晴らしさ♪ 堪能っ♪
満次郎様はモチロン、地謡後列の一番見所寄りに…♪
このアト、熊手が待ってるなんて予想だにしてナカッタでしょうね~、ふふふ。


「車僧」のおシテ様が辰巳大二郎サン。
彼がね、絶品でした。
何がどう絶品だったかと言うとね、今の彼にできる110%の力で謡いきり、舞いきった点、ですよ♪
失敗を何も怖れずカラダいっぱいに演じるおシテ様に感動、胸がすく一番でした♪
\(^o^)/
コレを観ないで帰った方々は、残念でしたねぇ。

さっ、次は来週の別会能よ♪


まり子キスマーク