満次郎の会まであと20日! 「葛城」の舞台もヤッパリ奈良! | 能楽師 辰巳満次郎様 ファンブログ

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こちらは、不休で普及に励む宝生流グレート能楽師の辰巳満次郎先生♥に「惚れてまったやないかぁ~!」なファン達が、辰巳満次郎先生♥と能楽の魅力をお伝えしたいな~、と休み休み、熱い思いをぶつけるブログです。

まり子です。


奈良は好きな土地です。京都よりも好きかも…。
所用のついでに奈良のお能に縁りの場所を廻ろうと思いましたが、あまりに沢山あるので、
一日で廻れるものではありません。

今回正倉院展に寄った為、まり子が廻れたのは、

 ・「采女」ゆかりの采女神社
 ・「氷室」ゆかりの氷室神社
 ・「海人」の藤原氏ゆかりの興福寺
 ・「龍田」ゆかりの龍田神社

でした。龍田神社だけはちょっと離れてますが、他は奈良の中心周辺。
歩いて廻れるトコロばかり。

今回は足を延ばしませんでしたが、「春日龍神」ゆかりの春日大社、
「野守」ゆかりの飛火野…。
奈良をちょっと離れれば「三山」「当麻」「三輪」そして「葛城」。

ところで「葛城」と言えば、実は第2回「満次郎の会」の演目が「葛城」
だったことを覚えていらっしゃるでしょうか?

当時まり子は、なんで「葛城」?と思ったのですが、その後、2010年の
宝生会予定番組で「満次郎の会」と一週間も空かない秋の別会能第2日に、
近藤乾之助師の「葛城 大和舞」が入った為、第2回「満次郎の会」の演目は
「海人」になりました。

でも片山清司師による一調一管「葛城」が昼の部に加わるなんて、
やっぱりご縁があったんですねぇ~。

ウィキペディアによれば、葛城(かつらぎ)は、奈良盆地の南西部を指す地域の
古くからある名称で、ある一説によればこの地が高天原であるとされているそうです。
「葛木」という漢字をあてられることもあり、古くは「かづらき」であった
という説もあるそうです。

ただし、お能の読みは「かづらき」です。

雪の能、とも言われる「葛城」は、シテが容貌が醜いのを恥じたと言われる
葛城の女神なのですが、面は「泣増」、とても醜くは見えません。

まり子も大好きなお能です。

そういえば、ウチに何年か前にNHKで放映した三川泉師の「葛城」を録画した
ビデオがありました♪

あれは大和舞だったか…、また観て確認しておこうっと。

大和舞という小書がつくと、前シテは白練壺折ですることもあり、負柴でなく
「しもと」を手に持って出ることもあるとのこと。
後シテは天冠に蔦をさし、緋指貫に白地長絹を着て、幣を持って特殊の舞を
舞うそうです。

別会能が楽しみ♪


まり子キスマーク