

(ほわっつはぷん

ところで、国立能楽堂という威風堂々な、立派な国の能楽堂
(←ナンジャそりゃ?)がJR千駄ヶ谷駅から歩いてすぐのところにあるのを
ご存じでしょうか?
http://www.ntj.jac.go.jp/nou/index.html
毎月、各流派の精鋭による、定例公演・普及公演・特別公演やら
企画公演等が行われています。
国の能楽堂なんで、お仕事している人にはムズカシイ時間帯もありますけれど、
前の座席の背中に字幕スーパー用モニターが付いているので、能楽鑑賞に
慣れていない人にも親切な能楽堂ではあります。
しかし、ここに書こうとしているのは能楽堂の公演のことではございません。
国立能楽堂の地下にひっそり?と機能している「能楽堂図書閲覧室」
のことでございます。
ここでは各種資料や図書が閲覧できるばかりでなく、確か4台の視聴覚機材
が用意されており、国立能楽堂のオフィシャルな過去の公演の、貴重な映像を
鑑賞することができるのです。
しかも、格安!
なんと50円/30分、です。
いくら国の管理にあるからって、安すぎではないか、と思うまり子…。
これこそ、持ってけドロボー価格というもんです。
(公演記録の鑑賞には、事前の予約が必要です。)
えっ、観たい~!
どういう公演でどういう方が出演したのか、知りた~い!
ハイ、そうでございましょう。
実はこれを調べるには、文化デジタルライブラリーというものがあり
WEB上で確認できます。
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
(PCのみ、携帯では表示させられません。)
ここから、公演記録→能・狂言、を選択すると、過去公演を検索できる
画面に遷移します。ここで、観たい演目や、観たい演者で記録を探します。
たとえば、「辰巳満次郎」で検索します。
すると…、いや~、ありますあります、121件もヒットしました。
残念ながら、まだシテの記録映像はありません。ほとんどが地謡ですが、
ツレや後見、解説でご出演なさった記録もございます。
たとえば、平成6(1994)年6月21日の午後の宝生流「葵上」は
こんな顔ぶれで演じられました。
第11回能楽鑑賞教室 (公演資料№1486)
シテ 六条御息所の生霊 : 三川 淳雄
ツレ 照日の巫 : 辰巳 満次郎
ワキ横川の小聖 : 森 常好
ワキツレ 臣下 : 梅村 昌功
アイ 大臣の従者 : 井上 靖浩
笛 : 槻宅 聡
小鼓 : 森澤 勇司
大鼓 : 内田 輝幸
太鼓 : 徳田 宗久
(後は省略)
平成6年といえば、アナタ!なんと16年前ですよ。
すると、辰巳満次郎様もぴっちぴちの30代半ば♪
美味しそうなお年頃ですね♪(←ドアホ

えへん、まあ、それはさておき、夏休みになることですし、吉田城まで
ナマ満次郎様を追っかけてもよし、こういう映像資料を見ておくのもよし
調べてみるとスタンダードな演目から、珍しい小書付(特殊演出)まで
いろいろございます。
夏休み子供仕舞教室に間に合わなかった方は、お子様と一緒にいかがですか?
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開室時間: 月~金10:00~17:00、土曜日 10:00~13:00
開室日カレンダー:http://www.ntj.jac.go.jp/useguide/calender_nou.html
(8月は、2日~7日、9日~14日、23日~28日、30日がオープンです)
休室日: 日曜・祝日・月末日・7月1日・年末年始・特別整理期間
※視聴覚資料(ビデオ等)をご利用の方は、事前にご予約ください。(有料)
お問い合わせ先:国立能楽堂調査資料係 TEL:03-3423-1331(代表)
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