大嫌いだったリサーチの仕事 | 工夫しながら前進

工夫しながら前進

緑内障に負けずに人生を謳歌するブログ☆

20年ほど前まで全国チェーンの店舗に勤めていて

 

1番嫌いだった仕事は「リサーチ」だった。

 

※「リサーチ」とは競合店のメーカー毎の割引率、客動向、店舗レイアウト、坪数(歩数で測る)、スパン数、ディスプレイ商品、取り扱い品目、サイズ、カラー、商品動向(レジ付近で見張る)、レジ客数(開店と同時に買い物をし、閉店間際にも買い物をしてレシートNo.から調べる)、その他諸々

 

コッソリ調べて本社に報告をする仕事だった(もうしないので過去形)。

 

 

 

「コッソリ」調べるのがどうにも後ろめたくて

 

新店の場合は価格表示のポップに「オープン価格!お問い合わせください」としか書いてなく

 

いちいち競合店の店員さんに「これはいくらですか?」と聞かなくてはならなかった。

 

ああ嫌だ。

 

とある店舗はポップの裏に「00217」と書かれていて

 

「足して0になる金額を逆から読む」(この場合39800円)

 

のような工夫(?)がされていた。

 

店舗入り口には「同業者の入店をお断りします」と書かれている店が殆どで

 

「Nさんがリサーチに行って事務室に軟禁された!」

 

なんて話が広まり僕らは震えたものだったガーン

 

他方で「競合店の人と仲良くなって一緒に飲み会をしている」

 

という店もあった。

 

 

 

新店Hが駅前に開店した時はアルバイトさんに手伝ってもらっても価格調査が間に合わず

 

休みの日の赤ん坊だった息子を前抱っこして割引率やスパン数など覚えきれないものを

 

息子の頭を台にしてメモしたものだ(タダ働き&息子ごめん)。

 

 

 

今はネットで価格が調べられるから「リサーチ」なんてないのかな?

 

数年前にとある電器屋で「リサーチしているんですか?」と聞いたら

 

「スマホで録画して記録しています」と。

 

便利なのかモラル的にセーフなのか盗撮じゃないのか…。

 

 

今の仕事は上記のような後ろめたさは皆無且つ利他的なので

 

毎日楽しく仕事をしています。

 

今日視覚障害の方と「以前リサーチをしていた競合店」に入って思い出しました。