先日、旅行初日(しかも旅立つ前)にデジカメが壊れたお話をしましたけど、
旅行から帰って、早速デジカメを購入したお店に持って行きました。
旅行中は、デジカメが壊れたショックから早く立ち直るため、
「フィルムのほうが、温かみがあって、いいよね!!」・・などと
自分たちに言い聞かせていたわけですが、
帰ってきて、いざ電器屋に何を言おうかと考える。
“この旅行のために、買ったカメラが、1枚を写真を撮ることなく壊れたんですけど!”
“一生に一度の新婚旅行だったんですけど!”
“旅行が台無しになりましたよ!”
“使い捨てカメラで、みじめな思いをしましたよ!”
“現像したら、撮れてないのがいっぱいありましたよ!”
“・・・・責任、とってください!!”
・・・などなど。
まぁ、上記のようなクレームってお客側の感情で言ってるだけで、
デジカメが壊れたから、旅行が台無しになるかはお客様次第だし、
撮れてない写真なんて、そもそもお客様の腕の問題なのです。
機械って、壊れるものなんです。
そのタイミングで壊れるのは、誰にも予想できるものではなく、
むしろ、お客様本人の運の悪さを恨むべきなんです。
・・・・なんて、電器屋が言う訳はないんですけど。
電気屋さんに行く日、たまたまうちの父が来てて、事情を話してみると、
本人達以上に、「そりゃ、怒鳴り込みにいかなくては!!」と意気込まれて。
うちの父は、なにを隠そう、地元では結構なクレーマーだそうで(恥ずかしいったらありゃしない)
自分のミスは許しても他人のミスは許さない、と
自分勝手なお客様の見本ともとれるような人です。
今回に関しては、頼もしい味方ができたと安心しつつ、
さっそく電器屋さんに向かいました。
私は、上記のようなやりとりを見たくないので、ちょっと離れていましたが、
父と我が夫きゅーはちさんは、さっそうと修理担当の店員に声をかけています。
「新婚旅行のために買ったデジカメが、初日朝に壊れたんだけど・・・」
担当していたのは、めがねをかけた大人しそうなおじさん。
プロの目でみたら、すぐに解ったのでしょうか。
まだほとんど何も言ってないのに、だんだん手が震えてるような・・
「電池が悪かったとかは・・」
「成田でカメラ屋に見てもらったけど、電池じゃなかったです」
「そそそそそそそそそうですよね!」
「初期不良とか起こすこともあるんですが・・」
「3日前の結婚式では普通に使えてたんですけど」
「ででででででででですよね!!」
きゅーはちさんが言うには、
店員さんは手が震え、今にも泣きそうで、
「すいません」の連呼だったらしい。
この状態で、更に文句を言ったら、もう鬼でしかない。
そんな状況。
結局、同じ機種の新しいものと交換という形で和解。
「他に何かないの?」
↑父が言った唯一(?)のセリフ。
残念ながら、交換で精一杯の様子だったので、
そそくさとその場を去りました。
たいした文句を言えなかったことに、父も「私も歳をとったなぁ!」の一言。
そりゃぁ、いい歳のおじ様に震えながら謝られるたら、何も言えない・・よね。
そんな訳で、なんかスッキリしないまま、デジカメ故障の件は無事に片付きました。。
でもね!
撮る人の腕とか、デジカメのグレードも関係するとは思うけど、
使い捨てカメラのフィルム写真、実は結構気に入ってるんですv
私の中では、フィルムの写真のほうがまだまだ上だったりする。
せめて大事な写真は、デジカメで撮ったのと、フィルムで撮ったのと
両方あるといいかなと思いました。
写真って撮らないときって、全く撮らないから、
いざアルバムに入れると、急に年取ってたりする。
何気ない写真とか撮るの、大事だなぁと改めて思いました。
そんな思いで、先日甥っ子の写真を撮りました。
心をこめて。
半目になってました・・・・・。