こんばんは。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
ナカヤ カズヒロと申します。
現在、大阪と奈良にて易占業を営みつつ、タオと陰陽五行の研究に親しんでおります。
どうぞよろしくお願いします。
今日は、名前の呪についてお話いたします。
呪(しゅ)という文字は、口辺に兄って書くわけですが、
この「兄」という字には、自分と同じような人とか、隣人という意味があります。
その横に口という字があるわけですから、言葉によって形作られる思い込みという意味が加わり、「呪(しゅ)」が発生するわけなんですね。詠唱によって唱えられる言葉の力など、意味づけられることで力を持つのが呪です。
例えば、噂話とかも呪の1つですよね。
もしそれを真に受けるならば、呪(しゅ)にバチンとかかっていることになりますね。
「呪」は口偏ですが、もし、口じゃなくて神様を横に添えると、示偏になるので「祝」になるわけですね。
神を添えただけで呪から祝に変わる、つまり、神をあなたの隣に置くか、神のような自分になると、口にした言葉が「言祝(ことほぎ)」となるわけですよね。
めでたい言葉を言うか、あるいは、ポジティブな明るい意味を加えますと、「呪(しゅ)」を「言祝=寿(ことぶき)」に変えることができますね。
呪から祝、または呪から寿に変えることが実はできるっていうことなんですね。
そんな風に、卍易のセッションでは、呪を祝や寿に取り替えちゃうっていう、言葉自体にも変化をさせて、重さを取り除くという使い方もいたします。
人間は、この世に生まれ落ちた時から名前を付けられますよね。
この名前が「呪(しゅ)」なんですよ。
名前を付けられた瞬間から、呪(しゅ)がかかっちゃうんですね。
ですけれども、呪(しゅ)と同時に、ほとんどの人が愛情から名付けられてますので、そこには同時に祝もかかってるわけですね。
例えば私の名前でしたら、示偏に右って書く「祐」という字が名前に入ってるのですが、その「祐」という字には、「天祐」といって、神様からの助けがあるっていう意味も加わっているんですよね。
ですから、「呪(しゅ)」+愛情の「祝」と、名前の意味の「祝」も入っていて、ありがたいことですよね。
是非、ご自身のお名前に込められた「祝」や「寿」を探してください。必ず見つかると思います。
名前というのは、国や時代によって名付け方も違ってくるんですね。
例えば、10歳ぐらいまでは、死に神に連れて行かれないように、死に神や疫病神に嫌われるように、汚い名前をつけるという風習があったり、呪いをかけられないように、本名は信頼できる人にだけにしか明かさないっていう国もあります。
タイの華僑系の人なんかまさにそんな感じで、
「仲良くなった人にだけしか本名は言わないのよ」
と言っていて、
そういう名前の呪っていうことを分かってはる感じがするわけですね。
そういう風習を聞くと、ああ、名前使ったら呪うこともできるしなみたいなね。
ちょっとおどろおどろしい話を少ししちゃいましたけれども、それだけ名前ひとつにしても、日本語の漢字ひとつひとつにエネルギーが宿っているということでもありますね。
ですから、ご自身の名前の漢字の意味を知ると、また新たな発見や喜びも生まれますよね。ほとんどの方が、生涯使う名前でもありますので、大事に守りながら使っていきたいですね。
ということで、今日は、名前の呪についてお話しさせていただきました。
是非、みなさんも、お名前の漢字から、「祝」や「寿」を見出してくださいね。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また明日お会いしましょう。