先月から今月にかけ、娘様の件で 集中して護摩祈祷のご依頼がございました。
と申しますのは、娘様の病(精神的)で2年程前、数度の護摩祈願をされ とりあえず 入院は免れた方のお母様からの再度のご依頼です。

 

また以前のように、被害妄想が激しくなり とうとうお兄様までが 「○○は もう入院させたら?」と言うほどに悪化しているようでした。お母様はまた再発したのかと怪訝なご様子です。

 

ここで わたしの方から考える注意事項についてお話してみます。

まず、精神の病すべてが 霊的な問題に起因するとは限りませんが、私の知る範囲としては、多かれ少なかれ影響を感じます。 ただし、本人の精神状態が不安定だったり、逃避や苦しみを元とした憑依の場合もあれば、自らの宿業の障碍であったり、魂の萎縮や思い込みによるものなど多種多様ではあります。

当然、医療機関で出来る事と精神世界(神仏の世界)で出来る事の分別は付けておかなければなりません。

 

霊的な部分での今回の件を例にとりますと、当初の感覚としては 二年前の時より重い抵抗を感じました。経験則ですが、このような場合、本人自らが浄化するような行為(神仏に手を合わせたり、信仰したりする行為)をするような方であれば、浄化が進み、次の段階になったというケース。 何もしない方であれば、浄化し切れていない部分が再度、日々の生活で増加し同様の状態に戻ったと考えます。

 

今回の場合は、ありがちな事ですが 少し改善するとすぐに止めてしまう方は多いのが実情です。私としては勿体ないと思いつつも 強制をしないのをポリシーとしていますので それが良いのか悪いのか迷い悩むところではあります・・・

他にも願ほどき、お礼参り(祈祷)もとても大切な事ですが、あえてこちらからはお伝えはしておりません。

 

神仏事で大切な事の一つに、

神様仏様に何か言われたからするではなく、自ら察し行動するという事があります。

指摘されることはむしろ有難い事であります。事柄にもよりますが神仏様曰く、「言われてからするのでは意味がない」 といったニュアンスでご指導頂いたことがございます。

 

 

 

さて、話を戻します、心病については 弘法大師様の著書「十住心論」より抜粋し参考にいたします。

 

心病の能治に五つあり、湯散丸酒針灸呪禁は身病を治する法、四大不調には藥物を服して除き、鬼業の崇りには呪をもつて熊く錆す。藥力は業鬼を却くる能はす、呪の功は通じて一切の病を治す(全集二・二)

 

 

要約いたしますと、心の病を治すには五つの方法があって、身体の不調には薬を、鬼業の祟りには呪をもって治す。という事であります。次回 この鬼業について 少し解説をしてみたいと思います。

 

 

 

 

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