慎之介さんが出てくる前、なぜか胸が苦しかったと記憶しています。
自分の過去の魂の中に、悲しみを抱えていたからだったのでしょう。。

ご自分でも、自分は悲しくないのに、また嬉しくないのに涙が出るといった体験を
された方も、いらっしゃるのではないでしょうか?


さて、やっと過去に助けられなかった妹ハナ、そして母親ミツと会える事が出来た場面です。


お水・抹茶・羊羹をお供えし、慎之介さんを呼び出しました。

僕 「羊羹と抹茶をご用意しましたので、どうぞ^^」

慎 「羊羹 好んでおります。」

僕 「その当時もありましたか?」

慎 「京でお茶は飲めました^^ いただきます。  ごちそうさまです。」

僕 「だいぶ楽になりましたか? 残っていることはありますか?
   また、両親と話せましたか? お祈りが終わってから、またゆっくり聞かせて下さい。」

慎 「はい。では、のちほど。 ・・・ここは誰もいません。」

僕 「進めるようであれば もう一段進んでください。」 
心経・諸真言。  「どうですか?」

慎 「違うとこに来た。」

僕 「何が見えますか?」

慎 「白い山 白い木。 誰もいません 心地は良いです。」

僕 「では、もう少し進みますね。」 十三仏真言唱える。  「どこですか?」


慎 「あぁ・・・柔らかいものが周りに いっぱいある。 輝いております。
   人の気配は感じますが、しかし姿は見えません。」

僕 「デコボコしてます?  もしかしたら ハナちゃんとかいるかもしれません

   周りと交信してみてください。」   

   阿弥陀根本陀羅尼を唱え、少し沈黙が続きました。



慎 「・・・うぅ・・・。  (泣き声)       声にならない様子


     ハナ、かわいい・・・お兄ちゃんだよ・・・

     ・・・ハナも泣いております。。」


僕 「やっと・・・会えましたね。(x_x;)」  

慎 「ハナが亡くなった時より、私は年を取ってますが わかっているようです。
   母も元気そうです・・・  ハナと母さん一緒にいたのですね。」

僕 「先にお連れしてたんです。そこは天国の入り口で人生を省みる場所と聞いてます。」


慎 「なるほど、それはありがたい。このような場所に導いてくださり 誠にありがとうございます。

    以前の場所とは全然違います・・・

 
 「ハナ、お兄ちゃんだよ・・・ハナ・・・ハナ。」  

  どうもありがとうございました、会えると思いませんでした。」


僕 「今日は、積もる話もあるでしょうから ゆっくり話しくださいね^^」


160年も前からの思いを 達成出来たような、満足感で胸がいっぱいになりました。
この3人家族での、仏様の世界への珍道中?は、ここから始まったのでした。