私の普段を知っている人は、
おそらくどんだけ化粧というものをしない人間か、というのをよくご存知かと思われます。
しかしながら、
もうずいぶんと長い事、折に触れて考えては来たんでごザンすよ。
化粧という事について。

ステージに乗る時、はメイクしてます。
あれは、化粧の魔術的側面を感じるとでもいいましょうか。
化粧にはそういう側面もあるとおもいます。
祈りや呪、ね。
そういうことは、踊り手の方々とご一緒して、たくさんのステージ裏を見ていて、
太古の昔から女達が引き継いできたそういうものを、漠然と実感した事が大きい。
(技術も沢山学べました・笑)

しかし別の側面における化粧って何でしょうね。
私に関して言えば、
化粧をすればするだけ、
肌は調子悪くなるのでござんすよ。
キレイになるためにするはずのもので、どんどん調子悪くなるんですな。
化粧すればするだけ調子よくなるものって、どうしてないんだろーか。

今や女性のたしなみとして、「絶対!」
などと言われるものでございますが…
日本はとくにファンデーション信仰が強いという話も聞いた事ありますが…

あのファンデーションが、とにかく、だめなのよなー。
もう、窒息しそうな感じになるというか。
後、日焼け止め?あれもだめなのよなー。

私のこれまでの経験の中で、
どーもあまりにも化粧への身の捧げ方がお粗末なのは、
もろもろのことと総合して、女性になり損なった側面がとても強く現れた側面なのではないかとおもっているのですが、
そして、そこに関しては、何とも否定しがたく、
今も、女性ってなんぞや!?女性で在るとは、女性でいるとは、なんぞや!?と、
ボーヴォワールさんのようなことをずーーーーっと考えるという修行は自分に課しておりますが…
もろもろの言い訳、というところを差し引いても、

もっと気持ちいい化粧品、ないもんかのぉ…

とは思う訳だなぁ。


やっぱりあれですか。
おしゃれというのは、そういう忍耐とか、必須、ってもんですか。
どうなんですかっ、女性の皆さん!


あ、あとね、メガネかけている時にお化粧するっていうのも、テクニック含めサッパリよくわかんない事の一つ。なにをどーすりゃいいの。



と、いうわけで、やはり今日もお化粧しません。
私の果てしなく駄目人間である要素の一つに違いないんですけれど…。