急に決まった出演で、oudのドラゴンさまとこちらのイベントで演奏してきました。

こじんまりした内輪のアットホームなイベントを予想していったら、
会場に50人くらいの人がいて真剣にJICAの人の話を聞いてる…
こんなに中東に興味のある人がいるんだぁ、とオドロキ。

お話の後、出て来た料理はフムス(ひよこ豆やニンニクのペースト)やタブレ(パセリやトマトやキュウリのサラダ)、ピタパンをはじめ、中東ではおなじみの料理ばかり。
飲み物もカルカデ(ハイビスカスティー)やミントティーやノンアルコールのシャンパン(プルーンジュースの炭酸割りみたいな感じで、デーツだと思う)で、しかも現地の甘さ(笑)
いや、本格的でした。
デザートに出たのは、チュニジアでラマダンの時に毎日見たり食べたりしたバクラヴァ、マクルード等等のお菓子。
これらのお菓子は、きちんと作れる人が少ないらしく、
むこうに滞在中、「名人が作るのを原価とちょとした手間賃だけで買える。kyoko、お土産に買え!」とすすめられて、1キロ(むこうはなんでもキロ単位…)…だと多すぎるのでもう一人と半分ずつお金を出して買った。しかしこれは結構な高級なお菓子なのだよ。メディナの中でも、ラマダン中はそこら中で売ってるし、皆も買ってるんだけど、むこうで買って、普通に結構いい値段するんだよ~
つまり、大変手間がかかるってことです。
名前がどーしても覚えられなかったんだけど、ひとつシナモン風味のめちゃくちゃうまいお菓子を、むこうで御世話になった人と買い物してた時に、お店の人から「はい!」ってサービスでもらったことがあった。
しかし、たしかキロで何千円もしたよ。これらお菓子だけは、他の食べ物とはゼロが一個違う感覚だったのだ。

今回のデザートを作ったのは、このお店のチュニジアシェフですって。まさに、あそこで見たまんま!のはずだわ。
どのお菓子もずしっ!と重くて、すび~ん!と甘い。スパイシーだったり、花の香りがしたりする。おまけに、日持ちもするよ。むこうではラマダンブレイクの食事で、こんなのとか、あとはデーツがどっちゃり食後のお茶で振る舞われました。
たしかに、その次半日食べずとも、死なないでしょう(笑)

なんて感じで食べ物ですっかりチュニジアが懐かしくなったので、
思わず項目まで新しく追加して、ブログに出演後の感想を書きたくなっちゃった。
今お土産で持たせてもらった料理の残りを食べつつ書いてます。

演奏の方は、結構皆さんいろんなベクトルに興味を持った方ばかりで、
解説を交えつつなので、そんなに曲数弾きませんでしたが、
終わった後の質問に、
「楽譜はどんな風になっているんですか?微分音の説明がありましたが、どんな風に書かれているんですか?」
「即興って、ジャズや他の音楽にあるようなルールはあるんですか?」
などなど、マニアックすぎるような質問が普通に出て来たので驚き。
ほんとにここは日本か!?(笑)何か質問は…と言われてだんまりになる感じ全くなし。やりがいありますね~

ドラゴン氏と初!デュオ(二人っきりで演奏ってなかなかないのです)も、思っていた以上に楽しかった。
誘ってくださったドラゴンさまに感謝、カフェバグダッドさんとe-foodさんのコラボレーションにも大拍手。
素敵なイベントのキックオフに参加できて幸せでした!

写真はお土産に頂いたご飯とデザート。









KyokoOikawa.violin.com-バグラヴァなど
KyokoOikawa.violin.com-タブレなど