もーね、死にそうです。いまや完全にゾンビです。スリラーです。

仕事の合間に先週からずっととあるCDのライナーノートにかかっていて、もうそれ以外の活字は全く書く余裕無し…
といいたいところですが、業務連絡や、ライブへのお誘いメールなどもここにもってきてばりばり書かねばならず。
そして19日はライブですよライブ。
先週の半ばくらいからほとんど、
原稿→リハ→原稿→仮眠→原稿→練習→リハ→原稿→仮眠→原稿→徹夜→ライブ!みたいな。
さらに、ライブの後また、徹夜して、その次の日も丸一日PCに向かって、さらにまた徹夜して、ようやっとあがりました。

ずっと文章書いてるわけではないんすよ。
その前にあれこれ考えながら調べもの、が第一段階。
次に一通り書くのが第二段階。
さらにここから、削っては書き、削っては書き…推敲ってやつね。これが第三段階。

ま、要領の悪い私のことですから仕方ないんですが、
今回はすべての段階に時間かかり過ぎ!
もー、死ぬかと思った。

まだまだ修行がたりません。

さて、19日は、ホルスアンサンブルトリオの演奏@サンジャックでした。
お客様がちょー少ないのはさておき、その少ないお客様が素敵でした!
一人10人分くらい楽しんでくれたの。嬉しかったな~
そのお客様からほとばしる感想のことばが、どれもこれも素晴らしくて、ライブの録音よりそっちを録音しときたかったわ~(笑)なにかもう、宇宙規模のこととか、龍とか、時間を延ばしたり、進めたり戻したりできるというような話とか、演奏を聴きながら瞑想の大旅行にお出かけくださったみたい。
私的には、純粋に音楽に没頭してチョー気持ちよく演奏できた日だったので、
そこから感じたことを言葉にしてくれたのは大変興味深いことでした。

私がこのようなアラブ、トルコの音楽にたどり着いたのも、漠然としたオリエンタリズムをヴァイオリンを通じて感じていて、それを辿っていった結果なのですが、今日のお客様は私の演奏したアラブの旋律を聴いて、「やっぱりみんなつながってるんだね~」とおっしゃってくれたのですよ。「あ、やっぱり!?やっぱ、そう思う!?」って感じで我が意を得たり!でしたわぁ。

最後は駆けつけてくれたてっつぁんも合流してフル編成になったホルスでしたが、
一つの音楽に向かっていく求心力がびし~っとしてて気持ちいいっす。
まだまだイケそうね。どんどんイきましょう。

なんだかハコに入る前は、すんごい不穏な空の色で、うわ~って感じでしたが、リハを軽くやって外出てみたらすごくきれいな空。なんだかすごくほっとした。

KyokoOikawa.violin.com-090719

すると家に帰ったら、母の書き置きが。

「今日は久しぶりに散歩をしたよ。そしたら虹を見ました。こんなきれいな虹を見たのはほんとうに久しぶりだったので、何かいいことあるかもしれません」

rainbowわー!虹まで出てたの!
ujatホルスは天空の神様ですからね…そんなことになんだか見えない祝福を感じたライブでした。
ひょっとすると、客席に遊びにきてたのかなぁ~…なんてね!
ホルス神とは、古代エジプトの天空を司る神で、首から上はハヤブサなの。

…という、素敵なライブの時間をのぞいては、もう、前後ず~っと仮死状態で徹夜執筆。ライブと原稿以外に何をしたのかまっったく記憶にないほど、エネルギーのすべてはそこのみ。
いやー…これを仕事にしとる作家さんてホントエライと思うわ。
ほんとは20日、海にいくつもりだったんだけどな~…

写真は階段を上る謎の黒Tシャツの男、もとい、ホルスのパーカッションのJ兄貴。
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