今年のシーズンになってふと思いついた
アサリ蛤を浅蜊の代わりに使ってビアンコにしたら、なんかものごっつううまいんでねが?」と

いつも魚屋を通りかかる時間が閉店寸前だったりとかで、蛤なんてたいてい売り切れちゃってたからずっと作れずにいたのですけど

今日は午前中からリハだってん
昨日は終電電車で逗子から帰って、その後もろもろメールチェックしたりいろんな準備したり、化粧落としたりし…かけてちょっとオチた程度でほとんど寝ておらず、昼前から五時間くらい打ち合わせ兼リハしたらもう、そうとうグロッキーげそっになっちょりまして。

ふとよろよろ魚屋の前で立ち止まると、蛤があるではありませんか。
熊本産。中程度の大きさもちょうどよし。
それと釜揚げ桜えびエビを衝動買いして、帰宅。
ちょうど両方で千円くらいなり。

さーて、立ち上がる気力もないところを、ふりしぼってぇ~あせる

ビアンコ作成。

…がっ!

う、うまいっ!!!ナイフとフォーク汗

こ、これはうまいですぜ、あーた。

国産の蛤みっけたら、もう、シーズンものですから、是非一度召し上がって頂きたいっ!

メモ材料
ニンニク→お好みだが多い方がうまい。みじん切り
イタリアンパセリ→量はお好みで、みじん切り。パセリでもいいかもしれないけど、蛤にはちょっと味が強いかも。
鷹の爪→種を取って水でふやかしておく
白ワイン→大さじ3~4くらい。
蛤、この際ですから豪勢に一人ワンパックな勢いでやってみませう。500円くらいっすよ。殻のほうをよぉ~く洗って(が、蛤はよくお吸い物にしたりするので、比較的きれいにしていることが多いみたい)必要なら砂ヌキをしておく。

メモhow to cook
1,ニンニクのみじん切りを、オリーブオイルでじわじわいためる(決して焦がさない。油に出てくる泡がけっこう大きくなってきたら、そんなにきつね色になってなくてもよし、的な感じ。)
2、鷹の爪を加えて、それから蛤を加えて、ワインも加えて、強火で30秒くらい加熱。
3、ふたをして蒸し焼きにする。ときどき揺すってあげると殻がよく開く。全部の貝がぱっくり開いたところが火の通った目安。
4、パスタはゆでるお湯の方に比較的しっかりと塩を入れ、(のんでみてスープとしておいしいくらいの塩加減)パスタをゆでる。
5、ゆであがったら殻の開いた蛤の鍋の火を消してそこにパスタを入れ、パスタのゆで汁をお好みで若干加え、この時にイタリアンパセリも投入して全体を混ぜる。

これだけよ。簡単よ。

塩気は、パスタにしみ込ませている感じで私は十分だった。(そのかわり、パスタをゆでる時の塩はケチらない方がよい)足りなかったら適当なところで足してもよいかも。

こういう感じで作る魚介パスタはおしなべてうまいっす。
蛤の代わりに浅蜊にした時は、ボンゴレなんですけど、この時はニンニクと一緒にアンチョビのみじん切りも加えると、磯っぽくてうまいっす。ただ、パセリ同様、これも蛤の場合は強すぎる感じ。
浅蜊と同じ感じで、ホタルイカなどもできますが、コレもまたうまし。
浅蜊やホタルイカは、アンチョビも混ぜ合わさって非常に磯な感じで、これはこれですごく好きですが、蛤はアンチョビ無しでいくと、ピュアな風味とワインの香りが大変上品です。このエキスが激ウマなので、パスタによく絡めて食べると至福です。ああ。


というわけで、空腹と疲労で瀕死のワタクシは救われたのであった。

そういえば、Y駅ホームでしらないおばさまに話しかけられたよ~
私のつけていた髪留めの珍妙さがいたくお気に召したようで宝石白(こんなのの1000カラットくらいのがくっついたゴム留め)話聞いてみると隣駅お住まいだったので、思わず買った店を教えてとちゅうまで一緒にかえっちった。

一応基本人見知りなのであんまりそゆことないのだが、着物が好きだとか、あとマゼンダ(色)マゼンタが好きだとか、非常に話があったので面白かった。

でももしかしたらもう二度とあわないかもしれないあのお方。
ヒトの出会いっておもしろいにゃ。