戦中と変わらなくなってるような・・・ | マニンゲンメンバーのブログ

マニンゲンメンバーのブログ

なすすべなき劇団「マニンゲンプロジェクト」のマニンゲンメンバーが綴るブログです

美味しんぼの漫画で福島から帰った主人公が鼻血を出したとか、出さないとか最近話題になってますね。ちょっと前だとドラマで子供に対する表現がどうとか、もっと言うと911とか大震災とか、絶対に茶化すような言動はもう絶対に御法度っていう雰囲気もあるし。

戦時中の日本とあまり変わらないんじゃねえの? って感じがしないでもない。でもやっぱり文化っていうのは例えそれが惨事であっても笑いにしちゃうような批判的な目を持つ人もいなければいけない訳だし、美味しんぼの鼻血にしたって、根拠があろうがなかろうが、そこには表現の自由ってある訳で、それって何の為にあるのかって言ったら権力をチェックする為に、その自由が表現者には与えられてるんでしょ。つまり根拠がなくても、事実とは違っても、事実に準ずるものであるのなら間違えてしまっても良いですよってことだよね。いちいち裏を取ってたり、ちょっと間違えただけで責任取らされたり謝罪しなければいけないとなったら、書きたいことを書けなくなっちゃう。それは危険だ。そこは法律で守りましょう。そういう事な訳で、もちろん何でも好き勝手あることないこと書いて良いって訳じゃないけど、美味しんぼの場合はセーフだと思う。ちょっと前に物議を醸したドラマも。一部の馬鹿が正義面して己の潔癖を対価として差し出しもせずに言いたいこと言ってるだけでしょ。苛めるのが好きなだけにしか見えない。隊列を乱す者は処刑してしまえっていう、戦中みたいなことになってると思う。

警官とか校長先生が盗撮で逮捕されたなんてニュースがたまにあるし、ひでえ野郎だみたいな感じで週刊誌に書かれてたりするけど、別のページには女子アナのパンチラが載ってたりする訳でしょ。普通に節操ねえなって思うけど、結局いまの世の中ってこういう本当の意味での節操のなさみたいことになってるんじゃないかな。普通に下品で面白くない。下品だったら面白くないと救われないよね。

下品な潔癖症だよ。

生鮮食品、不満なら返金なんてキャンペーンを西友がやってるけど、下品だよね。


そういうことじゃねえだろって思う。



さようなら。