特に地方在住者からの立場で聞き捨てならないのが、地方のことは地方に任せるという発言です。
地方のことは地方に任せるというのであれば、権限も地方に委譲しろということになります。
すべてを中央集権で東京に集めておいて物事の対処は地方で行えというのは筋が通らないと考えます。
ある候補者などは産業も農業も地産地消だと言いますが、それなら東京に原発を作ればよいのです。
省庁の地方移転も行わず、原発も地方に作って、東京への一極集中が弊害の元だと言える頭の構造が理解出来ないのです。
これらの発言はご都合主義の際たるものですよ。
ある候補者はとにかく経済成長の一点張りです。
これなどは今の経済状況が理解出来ているのか本気で心配しています。
経済成長だと言えば皆が喜ぶことは確かですが、それをどうやって実現するかは別の次元なのです。
今起こっている社会問題の多くは経済成長を求めて行ってきたことの負の側面ですから、経済成長と言うのであればそれらの解決策を示す必要があるのです。
それらの解決策を示さずに経済成長とだけ言うのは実に無責任なのです。
それって今起こっている社会問題を更に大きくするだけになるのですから。
そこを理解せずに経済成長と言うのは無責任にも程がありますよ。