トラック業界以外では建築業界も人手不足だとよく言われます。
ここも長時間労働で低賃金だとよく言われます。
それはそうなりますよ。
入札時に他所より短納期で低価格というのが落札の条件になるのですから。
他所より短納期で低価格という条件を付けておきながら、労働条件の見直しというのはどこまで本気で言っているのでしょうか。
やる前から無理に決まってます。
日本は既に儲からない業界だらけになっているのです。
十分な利益が出る価格では受注出来ないのですから、必然的に長時間労働になってしまうのです。
日本が得意な工作機械を海外に輸出して、ボタンさえ押せばある程度の品質の部品が出来るようにしてしまったのですから、日本に合わせた価格体系など通用するはずがないのです。
そんなことも考えずに政府が主導して賃金を上昇させると言ってますが、やる前から無理に決まっているでしょう。
工業製品も無駄な機能を付けて高価格に振って来ましたが、無駄なものは無駄なのですからいつまでもは続くことはないのです。
最近は値上げの波に反して値下げする所も出て来ました。
値下げしないと売れないという現実に気が付いたのです。
今までは下請けを値切っておけばよかったのですが、これからはそれは通用しませんよ。
狂った商売の常識を元に戻さなければならない時期が来たのです。