ウクライナとロシアの戦争が始まった頃によく聞いた話に政治的な解決策を探るべきだというのがありましたが、侵略されている側には相手側の即時撤退以外の選択肢など存在するはずがないのです。
それを政治的決断だとか外交能力だとか言ってる人が少なからず存在しましたが、それは長期的利益である自国領土の保全を無視しているのです。
それを指摘されると、後になって話し合いで解決すればよいのだと言うのです。
とにかく停戦することが第一にすべきことだと
話し合いで解決する相手なら最初から侵略行為などはしてないですよ。
未だに日本の中に短期的利益と長期的利益の両方を取ることが良いことだと考えている人間が多いということです。
確かに理想ではあるのです。
しかし残念ながら不可能なのです。
不可能であることを認めたがらないだけなのです。
そして出来もしない抽象的な意見でまとめているのです。
経済界でもよく聞く内容です。
どこかの国で人権無視で内政を行っているのに、そこの国対して何か特別な措置を取るのではなく、政治は政治で経済は経済という意味不明の論理を持ち出してくるのです。
そして国が対応すべきことだと言うのです。
出来もしないことは出来ないと認めないと前に進めないのです。
出来もしない作戦を立てておいて大和魂が足りないからだと言うのと何も変わってないのです。
特攻作戦を上層部が勝手に立てておいて、忖度する中間層が兵士は喜んで自発的に特攻作戦に参加してますと言うのです。
戦争の悲惨さを訴えるのではなく、ここの矛盾を訴えるべきなのです。
それは日本の社会では今も変わってないのですから。