昨日に引き続きアニックのトワレです。
「アドリアンの水」・・・イタリア・ローマ帝政期の五賢帝王のひとりだそう。
あの「テルマエロマエ」でもおなじみですね。(映画では市川正親さんでした!)
彼の生涯を描いたユルスナールの小説からインスピレーションを受け、
それを香りで表現したものとのこと。
渋いレモンの香りがまず印象的です。
日本のレモンじゃなくて、海外のレモンを皮ごと絞った感じ。
それとやはり独特のハーブの香りが・・・何だろう??
スパイスみたいな感じですが。
ブレンド内容は下記の通り
グレープフルーツ、レモン、シトロン、マンダリンオレンジ、イランイラン、
アルデハイド、サイプレスなど
ということは、ハーブっぽいのはサイプレスの香りなのかな。
私の知っているサイプレスの香りに比べるとずいぶん落ち着いた香りですが。
第一印象はかなり良いです。
でもやはり香りが飛ぶのが早い・・・まだつけてから10分強ですが
すでにシトラス系の香りがほとんど感じられなくなりました。
これだとマンダリンオレンジとかイランイランの甘い香りまで
たどり着けけるのか?と疑問ですねえ。
とにかく軽い。
香りが似ているというのではなく、タイプとして「4711」とか
「ディプティック」あるいは「サンタマリアノヴェッラ」みたいな
薬局謹製的な香りものと同じような位置づけにありそう。
たとえば4711は天然香料使用で、身だしなみだけでなく医薬品としても
使われていた香水ですが、まさにあんな感じ。
多分、体調や気分がすぐれない時にシュッとすると、アロマの効果を
十分に感じることのできる一品ではないかと思います。
小さいアトマイザーに入れて持ち歩くと暑い日のリフレッシュに良さそう。
ハドリアヌス帝にふさわしい香りかどうかはわかりませんが
この甘さのないあっさりした香りは男女問わないと思います。
とても好きな香りで、ずっと使っていきたいと思いますが、
なにしろ私が使うと香りのもちが悪いのが難。
これでもう少しお値段がかわいらしかったら言うことなしなのだけど。
・・・30分ほど経ちましたが、イランイランなどの甘い香りは
まだ立ち上がってきません。うっすらとした柑橘系の香りがわずかと
サイプレスと思しきスパイス風の香りだけが残っています。
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