あのハリーポッターの映画の中でも、人の形の根を持ち、土から引き抜くとき
叫び声をあげる植物として出ていました。(動画あります↓)
この声を聴いた人は発狂して死んでしまうんだとか・・・。
中世ヨーロッパでは薬草としてだけでなく、錬金術・魔術にも使われていたそう。
特に魔術では媚薬としても使用されていたそうですよ。
こんなお話を聞いたら、どんな香りか興味がわきますし欲しくもなります。
昔は折紙や雑草などを煮詰めては、魔法の薬などを作っていたワタクシですもの・・・。
マンドレイクの香りは知らなかったけれど、この香水は絶対に私好みに決まっていると
わくわくしながら試香なしの通販で購入してしまいました。
媚薬だとか、深い紫のボトルとかのイメージから濃厚な香りをイメージしていましたが
思いのほかすっきりとした香りでした。
ベルガモットと最初のこのピリッとした覚えのある香りは何かな?と思ったら
ブラックペッパーでした。そういわれてみればそうだわ・・・。
全体としてはこんな感じ・・・
Top:ベルガモット、ブラックペッパー
Middle:スペアミント、スターアニスオイル
Last:ツゲ、ジンジャー、マンドレーク、アイリス、バイオレット
気にならない程度のクセ、つまり魅力の範疇の特徴的な香りがあって
とても素敵な香り。
私の好きな香りに共通する、どこか物悲しさを感じる香りでもあります。
ただ残念ながら私の場合、この香りは立ち方ももちも非常に悪く、
ものの数分でつけた場所に顔を近づけないと香りを感じることができなくなります。
トワレですが、まるでコロンなみの速さで消えていきます。
特にトップはかなり早いうちに消え、ミドルはまあまあ・・・で、未だに
ラストノートを意識したことがないので、今真剣に意識しているところ。
この短い持続力に加え、天然香料のみを使用ということからなのか
アロマテラピーの実習などで、作れてしまいそうななんとなく素人っぽさも。
プロの調香師が作ったという感じがあまりしない、というのが私の正直な感想かな。
香り立ちも私の体温のせいかもしれませんがお風呂上りでもあまり香らない。
顔を近づけないとダメですね。
でもそれだけに、香水がふさわしくない場面でもほとんど人に
気づかれずに使える香りじゃないかとも思います。
何かしらつけていないと物足りなさを感じる私みたいなタイプには必需品かも。
さて、ラストノートですがおよそ10分近くたったあたりで、
それと思しきごくささやかな甘い香りが立ってきました。
マンドレイクとかツゲの香りっていうのは嗅いだことがないのでわかりませんが、
大変に気持ちの良い香りです。
アニックの別の柑橘系メインの別の香水を重ねると、さらにたまらなく良い香りになります。
これで香りの持続性がよかったら、マイベストの一つになると思うのですが。
「さわやか」というのは、私的にはスッキリ・クールな香りがこのことばのイメージなので
それとはちょっと違うかな~。
優しく癒される、ちょっともの悲しい香りです。
暑いけれど、なんとなく夏も終わりだな~と、ちょっとセンチメンタル気分な
今日この頃にぴったりの香りです。大好き♪
今は全部透明ボトルに統一されてしまいましたが、
私が持っているのはこちらのパープルのバカラ。
とても美しくて、コレクション欲が疼きます。
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