実はほんのわずかしかないだろうと思っていたのです。
でも意外にも(あくまでも私のレベルでですが)あるものですね。
特に中高時代に読んだ作品の読後感は忘れがたく、
最近読んだものよりも印象に残っているものが多いです。
「風と共に去りぬ」
言わずと知れた、映画ともども「不朽の名作」と言われる大長編です。
中学の終りか、高校の初めの頃に読んだと思います。
テレビで初めてこの映画が放送されることにあわせて、
単行本が新訳で出版されたように記憶していますが、どうだったかな??
どにかくそれを買って一気に読みました。本当に面白かったですね。
おそらくご想像いただけると思いますが、スカーレットのような強さのある女性が
私はとても好きでしたしあこがれでもありました。それは今も変わりません。
長編なのでそうたやすく読み返すことはできませんが、
これはぜひもう一度読みたいです。
風と共に去りぬ 全4巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]/作者不明

¥価格不明
Amazon.co.jp
「大地」
こちらも文庫で全4巻の長編でしたが、一気に読みました。
20歳前後の頃だったと思います。
正直に言うと、このお話そのものはほかの有名作品と異なり
あまり普段話題になることが少ないので、あらすじをあとから
思い返す機会もなく、だからほとんど覚えていないと同じです。
でもものすごく感動したことだけは覚えています。
これもまた、再読したい作品のひとつです。
大地 (1) (新潮文庫)/新潮社

¥724
Amazon.co.jp
「エデンの東」
ジェームス・ディーン主演の映画で有名な作品ですが、もちろん私も
それゆえに読みました。高校生の頃でした。
当時のハヤカワ文庫は下記と同じ、でももっとずっと大きな
ディーン様のスティール写真が表紙だったので、持っているだけでも
うれしかったです。
旧約聖書のカインとアベル兄弟の葛藤をテーマにしたもので
小説は一族の三世代を描いた大長編です。
これも面白くてやめられず、4巻を一気に読んだ覚えがあります。
エデンの東〈1〉 (ハヤカワ文庫NV)/早川書房

¥842
Amazon.co.jp
「長いお別れ」
ハード・ボイルドの代名詞ともいえる作品のひとつで、
私もたびたびここに感想を書いてきました。
もう20代の頃からですから長いつきあいです。
村上春樹編で新訳の「ロング・グッドバイ」を入れましたが、
こちらの清水訳も大変によろしいです。
小説には、ストーリーそのものを楽しむものと、会話やディテールを
楽しむものがあると思いますが、この作品は後者ですね。
何度読んでも読み終えた直後からもう、ストーリーは曖昧になって
しまうのですが毎回楽しく読んでいます。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))/早川書房

¥1,080
Amazon.co.jp
「冷血」
トルーマン・カポーティが「ノンフィクション・ノベル」というジャンルを
作り上げることになった、実際の事件に取材した大変な力作です。
事件そのものは救いようのない陰惨なお話ですが、取材内容も姿勢も構成も
文章それぞれが際立って素晴らしい作品でカポーティの全く違う一面が
現れています。
この作品によりカポーティの人生が良くも悪くも大きく変わって行き
最終的には悲しい結末となりました。なんとも皮肉なものですね。
私が読んだのは、龍口直太郎氏による翻訳で、多分完訳と呼んでもよさそうな
大変にボリュームのある古い単行本でした。
おそらく文庫本の3~4倍以上の量があると思います。
下記は先日古書店で見かけましたが、同じ訳者による改訳版だそうです。
現在新刊本として出回っているのは女性翻訳家によるものです。
読み比べはさすがにしないと思いますが、どのあたりが削除されているのか
ちょっと気にはなります。
冷血 (新潮文庫 赤 95C)/新潮社

¥843
Amazon.co.jp
「10月はたそがれの国」
「タンポポのお酒」
どちらもSF編に入れるには・・・と思いこちらに残しておきました。
ブラッドベリのこの2点は、とても好きな作品です。
ある夏の、少年の冒険・・・いいですよ~♪
10月はたそがれの国 (創元SF文庫)/東京創元社

¥1,015
Amazon.co.jp
たんぽぽのお酒 (ベスト版文学のおくりもの)/晶文社

¥1,944
Amazon.co.jp
「おもいでの夏」
これは映画音楽から入った作品です。
中高時代は映画音楽を聴くことと、映画化された作品の原作を読むことに
とても凝っていて「ギャツビー」などもこのころ読みました。
先の「風と共に・・・」や「エデンの・・・」を読んだのも同時期でした。
一言でいうなら少年の一夏の体験ものなのですが、でも決して
スキャンダラスなお話ではなかったです。
このお話がおそらく私の好きな一つの小説の世界の原点かもしれません。
確か回想ものだったように思うのですが、あの失われし時間への想いが
描かれたものですね。
上の「たんぽぽのお酒」などと経験したことは全く異なりますが
若い日の特別な時間を描いていること、そのことへの想い・・・そういう
ものがたまらなく好きだし、私の読みたいものなのです。
行ってしまった年上の女性の置手紙を読みながら、ドアによりかかった少年が
現実を知っていくシーンの描写がとても思い出深いです。
悲しいとか辛いとか・・・書かなくても、ただずるずると床に座り込む
描写だけで絶望が伝わってくるような・・・。
これは成人するまでは結構読み返しましたが、なぜかそれ以後は
全く読んでいないので今読んだらどんな感想を持つかは不明です。
もしかしたら、これは読み返さずにあのころの読後感だけを
覚えていれば良い作品なのかもしれないな~。
おもいでの夏 (1971年) (海外ベストセラー・シリーズ〈11〉)/ハーマン・ローチャー

¥価格不明
Amazon.co.jp
以上8作品を選びました。
思い返せば、O・ヘンリー、T・ウィリアムズ、モンゴメリ、R・バック、
F・フィッツジェラルド・・・それからSF、ミステリーなどなどを
掘り返せばいくらでも名前が挙げられます。
でも後々の事を考えるとこのあたりにしておく方が良いかなと思います。
ではでは。