私の好きな本Ⅱ SF編 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.



SFが好きだと言っても、それほどの量を読んでいるわけではなく
相変わらず偏ってはいます。
なので大変僭越なのですが、現時点でということでご了承ください。

好きだと言いながら、SFというものをどこか「科学と数字で表現されたもの」と
長いこと思い込みもあった私でした。
でもSFって本当にロマンや哲学やドラマがたくさん詰まったものなのですね。
恋愛小説として書かれたものや、社会派小説として書かれたものよりも
ずっと奥を突いてくることが往々にしてあります。
人間(人類)はいかにして生きていくべきか・・・という根源に
つながりますから。
読まず嫌いの方がいらしたら、ぜひ一度手に取ってみていただきたいと思います。




「星を継ぐもの」

私のこれまで読んだSFの中で最も好きな作品です。
劇画化もされアニメ化もされたと聞きました。
でもこれは、自分の想像力を駆使して文字で読むのが一番良いと思います。
謎解きシーンをはじめ、感動の名シーンに多々出会えます。
これを読まずに人生終えるのは本当にもったいないと思える小説は
いくつかありますが、これもまたその中の1冊です。


星を継ぐもの (創元SF文庫)/東京創元社

¥756
Amazon.co.jp



「タイムマシン」

SF小説の金字塔と呼ばれる古典ですが、看板に偽りなしの名作です。
ただ人類が平和を手にするにはある程度「知」のレベルが低くないと
維持できないのかもしれない、と言う思いも私の中に残って
結構憂鬱な気分にもなったけど。
争いがないってのは、よりよくなろうという意思がないということでもあるのですね。
平和だけど、家畜のような未来人という描写はかなりショックだったな。


タイムマシン (角川文庫)/角川書店

¥514
Amazon.co.jp



「ウは宇宙船のウ」

ブラッドベリの短編集、これが私のSFとの出会いかな。
萩尾望都が漫画化したものを読んだのがきっかけでした。
ホラーとかファンタジー要素もあって、純然たるSFとはいえないかもしれないけれど
思い出深い、そして今でも愛読している一冊です。


ウは宇宙船のウ【新版】 (創元SF文庫)/東京創元社

¥950
Amazon.co.jp



「火星年代記」

こちらもブラッドベリ。
詩的な文章で変わり種のSFと言えるかも。
新天地を求めて火星に移住しても、あまり変化のない生活様式・・・自国を捨てて
新大陸へ移住した祖先たちのしてきたこととほとんど何も変わらない・・・
考えてみればそういうものなのだろうけど、結局、時代、地域が変わっても
人間の根本は変わらないというのはちょっと残念な気分でした。
でももう細部を思い出せないので、また近いうちに読み直してみます。


火星年代記 (ハヤカワ文庫 NV 114)/早川書房

¥907
Amazon.co.jp


以下はSFと言うか、ディストピア小説です。
もしかしたら先の「タイムマシン」もこちらに入れても良いのかも。
読後は果てしなく暗たんとした気分になってしまいますが、
読んでおく価値のある作品です。
大げさなようですが、将来的にこのような絶望的な
世界が姿を現さないようにするためにも。


「一九八四年」

村上春樹の「IQ84」関連付けで読んでみました。
いやはや・・・芯から打ちのめされます。
でも読みだしたら止まらない面白さです。
こんな世界、絶対嫌だ!!!
とりあえずわが1984年は無事に過ぎてよかった。

好き嫌いはかなり別れるみたいですが
特に女性は苦手でしょうね~。


一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)/早川書房

¥929
Amazon.co.jp



「華氏451度」

こちらもブラッドベリです。
本を読むことが禁じられた世界が描かれており、
モノを考えることができないように、情報が一方的に間断なく与え続けられる
そんな世界。
「一九八四年」にも通じるものがあり、細部まで管理の手が行き届いた世界の
恐ろしさを堪能できます。


華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)/早川書房

¥929
Amazon.co.jp



「百億の昼と千億の夜」「ウは宇宙船のウ」

ワタクシのブログを以前から読んでくださっている方には耳にタコですね。
でもこれこそが、ワタクシをSFの世界にいざなった最初の1冊であります。
「百億」の原作は光瀬龍さん・日本のSFの礎となった方ですが、
正直当時の私には退屈だった。
今はもうその原作も絶版で、読み直す機会はないかもしれないな。

「ウは・・・」はブラッドベリの同名の短編集だけでなく、他2冊の短編集から
選んだ作品と合わせて単行本化したものです。


百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)/秋田書店

¥761
Amazon.co.jp


ウは宇宙船のウ (小学館文庫)/小学館

¥535
Amazon.co.jp



他にもクラーク、アシモフ・・・わずかといえどもよい作品に出会ってきました。
もっと昔には「時をかける少女」とか星新一のショートショートなどもあったし、
それっぽいファンタジー的な小説も読んできた。
でも最終的に100冊の中に入れるものとして考えると、これらの基本的ともいえる
作品に行き着いてしまいました。

原発か地球温暖化か・・・いずれにせよ滅びの道を行かざるを得ないのか、
そんなことを悩む人類の今日この頃。
何かいい発見、誰かしてくれないかしら、とSFを読むのもまた良し??