「村上春樹の本 Ⅲ」  | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.


最初が4年前、前回が1年前の5月にまとめており、今回で3度目。
新規追加は短編集「女のいない男たち」で、これは未読作品に追加しました。
この1年2ヶ月の間におよそ未読品を8冊程度読了。
再読したものはは数しれず・・・でも前回、一旦削除してしまった
翻訳ものリストには未読作品ばかりが並んでいる。

なんどもなんども読み返してきた本はいくつかあるけれど、
村上春樹の奥深さというのは、ほかの作家とは一線を画する気がする。
もちろんそれは私にとっては、だけど。
ナンセンスな短編にも、毒が隠されているようだし、
恋愛描いていても恋愛小説じゃないと思うし・・・だいたいこの方が
描く恋愛はどちらかというと異常に思える程で、素敵な恋愛だとか
純愛だなんてことは、私はまったくもって思えないのだから
感情移入もしようがない。

でもとにかく・・・ほかの作品の場合には登場人物に感情移入することが
私に限らず、多くの方にもほとんどだと思うけれど、
村上作品に関して言えば、何度か感想とともに書いてきてはいるけれど
ストーリーとは外れたところ、というかこれを書くに至った村上春樹の心境やいかに?
みたいな感じで書き手そのものに感情移入しているようなのだ。
なぜなのか?
それを知りたくて、読み返しているのかもしれない。

現在は温故知新・・・というか、ある程度オリジナル作品を読み終えたので
過去の古い作品を読み返している段階。
これでもう一度長編や比較的新しい作品を読んだら、見え方が
間違いなく違ってくると思うので。
面倒なことだと思うのかしら、人は。でも私は全く苦にならないのでした。


長編 (未読分)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年  (2013)

短編集
夢で会いましょう (1981)
中国行きのスロウ・ボート (1983)
カンガルー日和 (1983)
象工場のハッピーエンド (1983)
螢・納屋を焼く・その他の短編 (1984)
回転木馬のデッド・ヒート (1985)
パン屋再襲撃 (1986)
ランゲルハンス島の午後 (1986)
TV ピープル (1990)
村上朝日堂 超短篇小説 夜のくもざる (1995)
レキシントンの幽霊 (1996)
神の子どもたちはみな踊る (2000)
象の消滅 短篇選集1980-1991 (2005)
東京奇譚集     (2005)

めくらやなぎと眠る女 (2009)
女のいない男たち   (2014)

エッセイ他
村上朝日堂 (1984)
波の絵、波の話 (1984)  
映画をめぐる冒険 (1985)
村上朝日堂の逆襲 (1986)
‘THE SCRAP’懐かしの1980年代 (1987)
日出る国の工場 (1987)  
村上朝日堂はいほー! (1989)

PAPARAZZI (1990)
使いみちのない風景 (1994)
やがて哀しき外国語 (1994)
村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた (1996)  
村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (1997)
若い読者のための短編小説案内 (1997)

ポートレイト・イン・ジャズ (1997)
ポートレイト・イン・ジャズ2 (2001)
村上ラヂオ (2001)
意味がなければスイングはない (2005)
はじめての文学「村上春樹」   (2006) 
走ることについて語るときに僕の語ること (2007)
村上ソングズ (2007)
村上春樹 雑文集(2011)
おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2 (2011)


対談
ウォーク・ドント・ラン 村上龍VS村上春樹 (1981)
村上春樹、河合隼雄に会いにいく (1996)
翻訳夜話 (2000)  

翻訳夜話 2 サリンジャー戦記 (2003)
夢を見るために僕は目覚めるのです (2010)

紀行
雨天炎天 ギリシャ・トルコ辺境紀行 (1990)
遠い太鼓 (1990)
辺境・近境 (1998)  
辺境・近境 写真篇 (1998)
もし僕らのことばがウィスキーであったなら  (1999)
シドニー! (2001)
東京するめクラブ・地球のはぐれ方(2004)

ノンフィクション
アンダーグラウンド (1997)
約束された場所で underground 2 (1998)



‘2014年7月の時点での私ごのみの作品群↓

長編

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 全2巻 完結セット (新潮文庫)/新潮社

¥1,358

短編

風の歌を聴け (講談社文庫)/講談社

¥421
Amazon.co.jp


Amazon.co.jp

カンガルー日和 (講談社文庫)/講談社

¥529
Amazon.co.jp

「象の消滅」 短篇選集 1980-1991/新潮社

¥1,404
Amazon.co.jp

エッセイ・ルポタージュ・他

走ることについて語るときに僕の語ること/文藝春秋

¥1,543
Amazon.co.jp

村上春樹、河合隼雄に会いにいく/岩波書店

¥1,512
Amazon.co.jp

約束された場所で―underground 2 (文春文庫)/文藝春秋

¥586
Amazon.co.jp