映画「アフター・アース」 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.


ウィル・スミスとジェイディン・スミス親子主演のSF映画です。

2000年代に地球は人類の生存が不可となり、新しい星に移住することになる。
その星での生活も既に1000年がすぎた3000年代のお話・・・らしいよ。
見落としたのか、最後までいつ頃のお話なのかよく分からず、
見終えてから友人に教えてもらった話によると・・・。

最後の訓練の後引退を表明しようと考えている偉大な将軍でもある父は、
過去の姉の死により、恐怖心をなかなか克服できない息子をこの訓練に同行させる。
任務中、小惑星嵐に出会いワープに失敗し、仕方なく宇宙船は第1級の危険地域に
指定された惑星を目指すもののこれも失敗し、宇宙船は大破してしまう。
生き残ったのは親子二人だけ。
この星というのが過去に人間が捨てた「地球」だった。

負傷して動くことのできない父にかわって、息子が100キロ離れたところに落ちた
機体の残骸までたどり着き、緊急と救命要請を知らせる信号を送ることが
彼の任務となる。


SFと言っても、ほとんどSF感がないですねえ。
1000年後の科学があの程度のものとはとても思えないし・・・。
かつて地球人が捨てた地球は緑溢れ、鯨が泳ぎ回る海を持つ
美しい星になっているんですよね・・・。
作品内で彼らが移住した星のほうがよほど荒廃しているの。
う~ん、どういうわけだろうか??

未来少年というよりも、原始少年というイメージ。
そう、別にサバイバル場所の設定は仰々しく「宇宙!」なんてことをしなくても
アマゾンやアフリカの奥地でも全くOKな感じ。
でもSFという名の元に作られた人間ドラマにはそんな感じのものも
結構多いから、まあよしとしましょう。

長いこと息子は姉の死に責任を感じていたように、父もまた娘の死に
責任を感じていた。
それもあって親子でありがなら、上官と部下としての関係が
親子としての関係を上回ってしまっていた。
が、この体験により、父と息子の仲がようやく解決したわけですが、
なんとも大きな回り道だったな~なんてことを思いました。
これがなかったら親子関係は修復されることがなかったのかしら??
親子だもの、そんなことはないだろうと思いたいけど。

映像はとてもとても美しく、エンドロールを見る限りCGだけでなく
実際にユタ・北カリフォルニア・コスタリカなどでロケーションも
行われていたようです。

ま、とにかくスミス親子の、スミス親子による、スミス親子のための
映画だったと言えるような気がしますが、どちらも好きな俳優だし、
これはこれで楽しく見終えましたとさ。

小説の類だと結構好き嫌いが出るのだけど、映画についてはそういえば、
「見て損した~」「つまらん~」と思ったことはほとんどないかもしれないな。

ジェイディンの今後の活躍に期待~!







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