例年通り年度のまとめをしようと思ったのに、
すでに2度にわたって書き上げたものを消失するという
ショックなできごとがあったので、今回は結果だけ出すことにしました。
追記:さらに2012年12月の読書メーターⅡの記事もうっかり削除。
やっぱり久々のブログはダメですねえ・・・もうないままでいいや・・・。
2012年の読書メーター
読んだ本の数:377冊
読んだページ数:74270ページ
ナイス:361ナイス
感想・レビュー:253件
月間平均冊数:31.4冊
月間平均ページ:6189ページ
年末はかなりとどこおりがあったものの、昨年の春先~初夏にかけては
相当いい本に巡りあっていたように思います。
なのでたったの3冊だけを選ぶのは非常に困難なため、
2つのジャンルに分けました。
小説部門
第1位 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド 上下」 村上春樹
もう文句なしにこれ!です。あの読後の衝撃は忘れられない。
構成力と発想力に脱帽しました。もう1度読むには時間が必要ですが。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)/新潮社

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)/新潮社

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第2位 「たんぽぽのお酒」 レイ・ブラッドベリ
「世界の終わり・・・」とは質が全然違うので比べることは
したくないけど、僅差で2位としました。
ブラッドベリの中でもベスト3に入る名作かと。
この作品に描かれた世界は本当に苦しくなるほど胸に迫り、
泣きたいような気持ちに何度もなってしまう。
なぜかこちらは第1位の作品と異なり、今すぐにでも読み返したい気分。
夏に読んだ同作者の「恐竜物語」もとても良かった。
たんぽぽのお酒 (文学のおくりもの 1)/晶文社

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第3位 「朗読者」 ベルンハルト・シュリンク
昨年も年間ベスト3だったような気がしますが、読みどきや視点を変えると
いろいろ受けとるものが異なる奥深い作品です。ドイツ文学・・・やはり好きだ。
朗読者 (新潮文庫)/新潮社

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ノン・フィクション
第1位 「遠い太鼓」 村上春樹
いいです、すごくいい!!たまらなく好きな作品の一つです。
遠い太鼓 (講談社文庫)/講談社

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第2位 ロバート・キャパ 3部作 リチャード・ウィーラン
沢木耕太郎さんの翻訳と解説が、さらに作品の質を上げている様な気がしますが、
とにかく読んでよかったと思える良い本でした。3冊まとめて2位。
思わず写真集を見直してしまった。
キャパ その青春 (文春文庫)/文藝春秋

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キャパ その戦い (文春文庫)/文藝春秋

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キャパ その死 (文春文庫)/文藝春秋

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第3位 「アンダーグラウンド・アンダーグラウンドⅡ」 村上春樹
こちらも強引に2冊まとめてしまいました。
内容が強烈で評価は分かれる本だと思いますが、取材姿勢にまず共感できた。
深く心に残る被害者・加害者の証言の数々がのちのちまで
頭の中でぐるぐる回って収集がつかなくなりそうになってしまったけれど
優れたルポタージュだったと思う。
被害者の皆様の傷が癒されますように。
約束された場所で―underground 2 (文春文庫)/文藝春秋

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アンダーグラウンド (講談社文庫)/講談社

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その他
あとはこれ!漫画作品としてだけでなく、とにかく
この人生で読んだ中でもベストに近い、印象的な作品でした。
あしたのジョー 全巻セット ちばてつや全集 (あしたのジョー) (ホーム社書籍扱コミックス)/ホーム社

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ほかにもたくさん名作はありました。
今年はどんな本に出会えるだろうか。
ローガン鏡なしでもどうやら行けそうなので(リビングの電気を明るくしてみた)
今年もまた良い作品に出会えることを祈りつつ、読見続けて参ります。